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[ 日記 ]

アンコール 世界遺産ナスカ展

2年近く前(06年の6月)、予想以上に混んでると聞いて行きそびれた『ナスカ展』が、全国の巡回を終えて昨日から上野の国立科学博物館でまさかの再公開をしていると聞いて、行ってきた。24日まで、19日間限定とのこと。

アンコール 世界遺産ナスカ展-地上絵ふたたび
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2008/nasca19/

科博の特別展では、マヤ文明展も、去年のインカ・マヤ・アステカ展にも行ってるので、ナスカを逃したのはずーっと引っかかっていた。ラッキー。2日目で平日、しかも悪天候ということもあって、昼ごろ着いたけどわりあい空いててゆっくり見ることができた。

メインはもちろん地上絵なわけだけど、土器や織物のなかのモチーフも他のアンデス文明と比べて独創的で、思っていたより見ごたえがあった。宗教的な体系が比較的簡素なぶん、マヤとか後のインカみたいなイマジネーションの爆発はないものの、身近な動物の抽象化の上手さ(もっと言えばデザイン力)は全然遜色ない。「ピーナツの入った容器を持つサル」とか、かわいい。海が近いので、カニとか海老とかみたいな珍しいモチーフもあるし。
あと、砂漠のように乾燥している気候のため、表面の絵付けを含めた保存状態がむちゃくちゃいい。1700、1800年前とか言われてもにわかに信じがたいようなものがゴロゴロある!マヤ文字のようなエキゾチックさも、インカの金細工みたいな派手さもないけど、コミカルかつグロテスクで、こんなに飽きずに眺められる土器もあんまりない。

地上絵については、ひとつひとつの図案を一覧できる展示がほしかったな。ハチドリなんかはゼビウスのマップとかドラクエのロトの紋章でよく知られているけど、他にも面白い図案がいっぱいある。Google Maps APIを使ったこのサイトで俯瞰できる。これ、すごい。

展示そのものは2時間もあれば十分ゆったり回れるボリュームながら、やっぱり行って良かったと思える内容だった。平日に行けるようになったのはたまたまだけど。。

ついでに、今まで立ち寄る機会がなかった科博の地球館と日本館の常設展も見てきた。地球館1Fの「系統広場」は圧巻!魚から動物から虫から何から、あらゆる剥製と標本に一度に取り囲まれると、ほんと、目が回る。地球やばい!

Author:
R-9 (EPX studio)

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