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FIERCESOUNDS feat. Neil Landstrumm

テクノ2012-04-08 15:46

RIMG0323土曜深夜、仕事で前日のXhin来日@AIRも行けなかったし、どこか遊びに行きたいなと思って、Amate-raxiのハード系テクノパーティー「FIERCESOUNDS」にふらりと。5周年ってことで、ゲストがNeil Landstrumm。しかもライブセット!実は、木曜のDOMMUNEも見逃してしまって、気にはなっていた。

ニール・ランドストラムといえば、初めて買ったアルバムが"Bedrooms And Cities"で、17歳のときですよ。Cristian Vogelのアルバムを先に聴いて、そこから辿って行ったんだっけかな?90年代後半は一方でNo Future系、もう一方でハードミニマルをひたすら追っかけていたなぁ。

けどあれから15年経って、近頃はほとんどチェックしていませんでした。直前で、下のEle-Kingのインタビューを読んだくらい。これ、機材の話や過去の活動も含めてむちゃくちゃ興味深い内容で、案外知らないことばかりだったのを、改めて気づかされました。

Neil Landstrumm ベースを愛するUKテクノのベテラン、ニール・ランドストラム来日!
- ele-king Powerd by DOMMUNE | エレキング
http://www.dommune.com/ele-king/news/002284/

この記事のなかで、「もう昔やっていたような音はやらない」的なことを言っていて、しかもダブステップやグライムに傾倒しているとも聴いていたので、どんな感じかと思っていました。で、いざライブを聴いてみたら...全然昔と変わっていない!笑ってしまいました。そして楽しすぎた。130台後半くらい?の、今からすると早めのテクノ。ビート的にはエレクトロやダブステップもオカズ的に差し込んでいましたが、ほぼずっと4つ打ちでしたね。

機材セッティングはインタビューの通り、中央にESX-1、向かって右MachinedrumとMonomachine、左にMac(Ableton)とミキサー。ハードウェアライブにありがちな、ダレる感じがまったくなくて、僕らがElectribeでやるようなライブからすると異次元でした。がっつり潰したラフで太いアナログリズムマシンの音に、変態系のウワモノがギュンギュン入ってくる。かといって、あまりツマミをぐりぐりしたり、ましてやリボンコントローラを使うような場面もなく、ほぼパターン切り換えと抜き差しのみで、細かく展開を作っていました。もう相当、長年作り込んだサンプルとパターンが、秘伝のタレのごとく詰まっているんだと思う。

Abletonからと思われる音も有機的にミックスしていて、どの音がどこから出ているか分かりにくかったんだけど、Machinedrumはすぐ分かりますね。ESXで鳴らしているベースとはケタ違い。たまに同期がヨレていて、MIDIシンクしていないのかなぁと。あの機材で、あんなにアナログ感のある、かつタイトなミックスができるのは、本当にすごいです。
おかしかったのが、ライブ前にしきりに紙きれの束を見ているので何かと思ったら、手書きのカンペなのね。それ、やるやる!ライブ終わったあと、Machinedrumを片付けるときに、買ったときについてくる紙の箱(しかもボロッボロ)にしまっているのもなんか笑いました。

1時間のライブで、お腹いっぱい。生で聴いてよかった。
ほかのDJも、140bpm近いハードなトライバルテクノあり、BAKUさんはMaschineコントローラでダブステップからドラムンベースを行ったり来たり。締めのマユリさんは叩きつけるダーク系テクノで、広義のハードな音がいろいろと楽しめました。充実感!

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