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チロが亡くなりました

日記2009-11-28 19:05

Chiro

実家で飼っている犬のチロですが、本日17時前に永眠しました。16歳と3ヶ月。十分に長生きしてくれたと思っていて、悲しさよりも、最期がとても安らかだったことにほっとしています。これから、だんだん寒くなるのに、家の人の介護も大変だしね。とにかく、前庭疾患になった晩年の短い期間を除くと、本当に世話のかからない犬でした。

チロは、1993年、私が13歳のときに貰われてきた、オスの雑種犬。中くらいの長さの毛のほとんどが黒で、鼻先の筋と、四肢の先だけが白い。はじめは、クツを履いているようにも見えた。
当時うちの家族は、父の都合で海外から日本に帰国してから1年が経ったところだった。妹がしきりに犬を飼いたがるので、近くの公園で里親探しをしているのを知り、そこで貰ってきた。名前は母がつけたんだと思う。

幼少期以外は、ずっと外で飼っていた。一生のほとんどを、裏庭の小屋か、表の玄関とベランダで過ごした。家の前がちょうど通学路ってこともあり、近所でも番犬として評判だった。単に、元気でよく吠えるってだけなんだけど。
元気といえば、散歩がものすごく好きで、ほんとに亡くなる直前まで、朝晩2回の散歩が欠かせなかった。途中で全力疾走しても、私が全然追いつかないくらいの勢いで走るし、疲れて休むってことを知らないくらい。それも朝晩、夏も冬もそんな具合だった。

夕方の散歩はもっぱら私の担当で、特に社会人になってもロクに働かずに家にいる時間が長かったこともあり、とにかく毎日毎日散歩に行った。いくつかのお決まりのコースがあって、それ自体があまりにも日常生活のリズムの一部になっていた。日常のことすぎて、長いこと続けているブログにも、ほとんど書いてこなかったくらい。
そういえば、散歩中にいろいろ考え事をすることも多くて、絵にしろ曲にしろ、私が作ったもののなかで、チロの散歩中に浮かんだアイデアに端を欲しているものは少なくないと思う。いま思えば。

病気ひとつせず、15年以上なにごともなく暮らしてきたところで、突然倒れたが去年の9月。

うちの犬が前庭疾患になった
http://www.epxstudio.com/frontline/2008/09/my_brother_has_got_sick.html

20何年か前、ベルという名前の犬を飼っていたことがあるんだけど、彼女は不幸にも、若くして交通事故で亡くなった。そのため、自分よりもずっと早く老いていくペットに連れ添う、というのはまったく初めての経験で、複雑な思いをした。目が見えにくかったり、耳が遠くなったりというのは分かったし、もっと言えば、痴呆も徐々に進んでいるようだった。

今年の夏に、前庭疾患が再発したときは、かなり具合が悪くて、介護も壮絶だった。とにかく暴れて、昼も夜もないって感じで。結果的には、その症状は間もなく回復して、ひと段落したのだけれど。
ただ、ここ一ヶ月くらいは、まさしくフェードアウトするように、蝋燭の火が消えていくように、日に日に元気がなくなってきていた。今週末くらいからはほとんど何も食べなくなり、注射器で水を与えていた。

実は今週、私の仕事があまりにも忙しくて、2日連続で職場に泊まったんだけど、いよいよ危ない様子だという連絡があって、昨日の朝は始発の電車でいったん帰宅した。寝たきりでぐったりしていたものの、首はすわっているし、なんとか、もう数日は頑張れるかなと思った。

今日、午後になってからだんだん呼吸が荒くなって、母と私で見守った。最期は、すこし痙攣したかと思うと、静かに息を引き取った。床ずれのために巻いていた包帯を全部取ってやって、体を拭いた。世話になった動物病院の先生に一報を入れて、その後の段取りをいろいろ聞く。

チロの具合のことをブログに書いてから、何かと気遣ってくれたペット好きの友人のみなさん、どうもありがとう。天寿を全うした家族を、静かに見送ることができて良かったです。

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