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Torque feat. Ben Sims & Audio Injection

テクノ2012-11-11 16:47

金曜日、先月始まったマンスリーのテクノパーティー「Torque」の2回目に遊びに行ってきました。今回のゲストはBen Simsと、初来日となるTruncateことAudio Injection。ハコはeleven...ではなくAirでした。
Airも個人的にはずいぶん久しぶりで、いつ以来かなと思ってログを遡ったところ、4年半前のReboot10周年が最後でした。そういえば今回のTorque、日程がまんまRebootと被ってしまったのは残念だったかな。

1時ごろ、迷彩の短いパフォーマンスのあとにAudio Injectionスタート。BPMは130超えないくらいの感じでしたが、完全に縦ノリのテクノでした。それでも音的には幅広く、わりと横断的にころころカラーが変わるスタイルで、思っていたほどストイックなノリではなかったです。
今年の夏は、彼のTruncate名義の活動を知ったことが収穫でした。オールドスクールな、生々しいテクノの良さが詰まっていて最高です。こういう音がフロアに戻ってくる時代になって本当にわくわくしています。

Truncate
http://truncate.bandcamp.com/

このプロジェクトは、2010年に彼がBerghainでプレイしたことにインスピレーションを受けて始まったとのこと。特に、FREEDOMMUNE 0でNobuさんがかけたTruncate 5番のDialは衝撃でした。これだけアナログくさい空気感を出しているのに、インタビューによるとソフトウェアだけで作っているそうです(Truncate Interview | Ear to Ground)。

で、DJでもこういったトラックをガンガン投下していて良かったんですが、正直、2時半からプレイしたBen Simsが凄すぎて霞んでしまいました。前回の6月の来日のときは行けなくて、あとからSoundCloudで録音を聴いていただけに。もう、ブレないところが最高にかっこ良かったです。
それに、去年アルバムが出てから、いろんなDJが"I Wanna Go Back"をかけるのを聴いたけど、本家が使うと説得力が違った。つまりこのテンションに至るまでの過程があって、そこまで含めてのセットだから、ただ前と後の曲が合ってればいいってわけじゃない。これが彼のプレイでは徹底されていた。前述のTruncateのDialや、WorkのSteve Rachmadリミックス、Green VelvetのFlashのAdventリミックスも交えつつ、本当に上げ下げの説得力(と表現するしかない)が素晴らしかったです。
4時半過ぎまでの、おそらく2時間のセット。ずっと踊った。

今年は、とにかく90年代後半~02年くらいまでのテクノとかハードミニマルの音が「戻ってきた」と感じる機会が多いです。前回・今回のTorqueというパーティーもその好例でした。昔に比べて、130BPM前後と決して速くはないんだけど、ハードさとBPMの速さはまったく同義ではないしね。それよりむしろ重さ、音の詰まりかた、音の選びかた、裏拍の刻みかたとかなのかな。いわゆるミニマル、テックハウスとは、気持ちよさが根本的に違うんですよ。

でいて、懐古主義ということでもなく、アップデートされている感じもある。より懐深くなったというか。ゴリゴリだけの時代は、たしかに閉塞感のようなものもあって、それであのムーブメントは一度終わってしまったのだと(勝手に)考えているのですが、今回は価値基準や評価軸が様々なベクトルに拡張されていて、何が出てくるか分からない楽しみがあります。後々になって、2012年はテクノ復権の年と言われるようになるのかも。

それはともかく、フロアの雰囲気もとても良いパーティーでした。来月はなんと、Alexander KowalskiのライブにAlan Fitzpatrickだとか。ただ、その日(12/21)はUnitでMike Parker(RA: Bitta and Smoke Machine present Vault at Unit, Tokyo)があって、そっちに行く可能性大です。できたらハシゴしようかな。

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