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11年間探したレコードとの出会い

テクノ2012-11-08 22:15

先日、こんなことがありまして。

11年間判らなかった曲名がツイート投稿後、約7分であっさり解決 - Togetter
http://togetter.com/li/391720

以前から気になっていたタイトル不明のテクノの曲を、誰か教えてくれるかなとTumblrに放流したのが4年前。先月、たまたま思い出してこのポストについてツイートしてみたら、捕捉してくださった方から、そのものズバリのタイトルを教えていただくことができました。それが、このEPのA1に収録されている"The Draughtsman"という曲。

Hardcell - Shaded Gradients EP (Vinyl) at Discogs
http://www.discogs.com/Hardcell-Shaded-Gradients-EP/release/40744

そもそもはこの曲、2001年9月22日深夜にJ-WAVEで放送された「Free Form」というDJミックス番組の中で、Mayuriさんがプレイしていたものです。当時私は、この番組の予告で気になるDJが出る回は欠かさずエアチェックしていて、Tumblrにアップした音源の一部も、その時の録音からです。

この日のオンエア、まずラインナップがすごくて、卓球さん、Wadaさん、Mayuriさんが50分ずつの計150分、3時半から朝6時までのノンストップミックス、しかも番組のために録音されたと思われるエクスクルーシブなセットでした。しかも、当時のJ-WAVEは、こういった番組も含めてWebサイトでトラックリストを公開していて、この時のMayuriさんのセットは次のようなものでした。

  1. Diego /The Child Within [Kanzleramt]
  2. The Advent /Stand Firm [Kombination Research]
  3. Hardcell /Erector [Skunkworks]
  4. Adam Beyer /Spies [H.Productions]
  5. Rino Cerrone /Symmetric [Zenit]
  6. Redhead /The Old Light House [Zync]
  7. Adam Beyer /Safety Session [Drumcode]
  8. Adam Beyer /The Time [Drumcode]
  9. Space DJz /Work That [Primal Rhythms]
  10. Umek & Valentino Kanzyani /Recyclopaedia [Recycled Loops]
  11. Chester Beatty /Turia [Disq]
  12. DJ Shufflemaster /Gaylang [Subvoice]
  13. Henrik B /Recollections B1 [Drumcode]
  14. The Advent /Cronik [Tresor]
  15. Thomas Krome /Shockabuku [Corb]

バキバキでしょ。ハードミニマル黄金期って感じですね。
この音源が好きで、もう何度も繰り返し聴いたんですが、次第にどうもこの3曲目と4曲目の間に、何かもう1曲違う曲があることに気がつきました。しかもこの曲が、ヤバい!それがさっきのです。音数が多く重厚な低音部に、アップリフティングなシンセリフと、浮遊感のあるパッドの掛け合いが延々と重なる。うわー、何だこれっていう。

同じ時期に、別のところでもこの曲を耳にしました。2001年のMETAMORPHOSEに来日した、Cari Lekebuschのセットでのこと。私は遊びに行けなかったんですが、実はこの年は(音声のみ?)ネット中継がありました。そのときは、カリは後半のほうでかけていました。

当時、私は既にDJを始めていましたが、そんなに毎週クラブに通っていたわけではないので(むしろ今のほうが確実に行ってる)、流行っていたのか、どれくらいメジャーな曲なのかどうかも知らないまま、何年も経ってしまいました。

ただ、レコードが増えていく中で、この「謎の曲」はほぼ間違いなく、スウェーデンのHardcellの作品だと確信するようになりました。短いループにむちゃくちゃ個性が出てるし、他にこの音を作れる人がまったく思い当らないんですよね。

そこで、彼のレーベルSkunkworksにターゲットを絞って、探していきました。他に、Johan BactoのDiode Music絡みのレーベルからもたくさんリリースしているので、その周辺も。そうでなくても、スウェーデン関連のハードミニマルは端から集めていたので、いつかは出会えるかと思っていたのですが、一向にぶつからずさらに数年。
ついにギブアップして、ブログでも何度か言及してきたものの、それでも手がかりなし。

というわけで、ちゃんと正解が出たのは今回が初めてです。01年からだから、なんと11年越し!

このAMCというレーベルは、90年代から暗躍してきたドイツのAndrew RichleyとRyan Riveraによるレーベルで、もろスウェーデン系のイメージからは外れていたため、見逃していたようです。件のリリースは10番。4番が好きでけっこう使っていたり、11番とかは持っているだけに、ニアミスが悔やまれます。

で、ここからの展開がすごいのですが。

Togetterにまとめていただいた@jun_yaさん経由だと思われるのですが、ある日、この曲に出会ったきっかけであるMayuriさんご本人から連絡をいただきました。なんと、このレコードを譲ってくださるとのこと!

そして今日、届きました。

IMGP2323

こんなことってあるんですね。早速、眠っていたタンテを引っぱり出して、聴いてみました。
何年ぶりかで、レコードに針を落として数秒間の、あのわくわくを体感しました。

まさに、この曲!

ツイートをRTしてくれた皆さま、曲名の情報をいただいたMorinobearさん、まとめていただいたJuNyaさん、そして何よりDJ Mayuriさん、どうもありがとうございました。
このレコード、これから大切に使いたいと思います。

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