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Alesis MultiMix 8 USB 2.0 FXが残念だった話

日記2014-07-02 20:27

機材のことなんだけど、去年の9月に導入したAlesisの8chミキサー(Alesis MultiMix 8 USB 2.0 FXとTracktion 4 | EPX studio blog)が、いざちゃんと使ってみようと思ったら結構ながっかり仕様で、どうしたもんかという。

MultiMix 8 USB 2.0 FX 8-Channel Mixer with FX and 24-bit recording
http://alesis.com/multimix8usb20fx

これって何がウリかというと、USBオーディオインターフェイスとしても機能するうえに、各chのインプットをパラで(というかマルチトラックとして)DAWで録れるという点で、まさにその機能に期待して買ったんです。買ってすぐ試してみたりなんかして、なるほど確かに録れるねっていうのだけは確認したんだけど、どうも実際に録音したオーディオクリップのレベルが小さい。
ミキサー側のマスターのレベルメーターはもちろん0dB超えてて、それでもなお-20dbくらいでしか録れないので、明らかにおかしいなとは思いつつ、設定かなにかだと思って放置していました。それ以降、ライブとかでも使ったんだけど、レコーディング用じゃなくて、単にミキサーとして使う分には別に困らないので、まあいいかみたいな。

そして最近、久しぶりに機材のセットアップを再開してみて、この件をきちんと検証してみようと思ってあれこれ試したんですが、やっぱりダメで。録れるは録れるんだけど、すっごくレベルが小さくて、例えばマスターボリュームを+15に振り切るまで上げても-6dBとかで、全然。諦めてググったら、似たような報告がいっぱいありました(しかもメーカー公式のフォーラムに)。

USB volume too low on line inputs in Multimix 8 2.0 FX
http://community.alesis.com/alesis/topics/usb_volume_too_low_on_line_inputs_in_multimix_8_2_0_fx

結果もうこれは仕様みたいで、Alesisダメじゃんという…。

ついでに、他にもアレだなと思った点を書いておくと、「2 TRKS/USB TO MONITOR」ボタンでUSBオーディオI/Fのメインアウトをモニターできるんだけど、明らかにノイズが乗っている。あとなんか本体の発熱が、例えば前に使ってたTapcoのミキサーと比べても相当すごい。場所によっては、触ったらあちってなるくらい。

なのでこれは早々に手放そうと思っていて、Alesis製品もエフェクターとか買ったけど、当分新しい製品には手を出さないようにしようかなと。

で考えたのが、TR-8なら同じような用途に代用できそうなんですよね。例えば、キックとかパラで録って外部のハードウェアでいじりたいパートだけアサイナブルアウトで出して、Tapcoの普通の6chミキサーに他のシンセとかの音を集約しつつ、TR-8のエクスターナルインに戻してUSBでPCで録ればいいんだもんね。
そう考えるとTR-8の設計ってほんと良くできていて、いろんな組み合わせの可能性が広がる。ヘッドフォンで最終的なマスターの音をモニターしていても信頼できる(AlesisのMultiMixは、ミキサー側のモニターレベル次第で実際の鳴りと全然違うことがよくあった)し、ハード主体の曲作りは、しばらくこれであれこれ実験してみようかなと思います。

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