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Juno Downloadで買ったものメモ

テクノ2009-08-02 15:37

tektek合わせで、7月24日にチェックアウトした分のレビューです。本当はもっと色々買いたいアルバムなんかもあったのだけど、とりあえず最低限使いそうなものだけ揃えておく感じで。計16曲、$28.90。

Asagaoaudio /Wish Has Nothing [Delusions]
10番。スペインのレーベルから川上くんの新譜が出ています。なかでもこのトラックは最高!デジタル的に粒の粗い空間系エフェクトが、割れ気味の女声コーラスと溶け合って、ダークで怪しい雰囲気を醸し出しています。
Planetary Assault Systems /X Speaks To X (Vinyl Version) [Ostgut Ton]
話題の新アルバムより、特にハードなこの曲を。最初に感じたのは、とにかくミックスバランスが特異で、各パートが徹底して分離して聞こえる。これでトータル気持ちよく聴けるっていうのは不思議!ちょっと色々と常識破りです。展開も派手というよりは、ノイズの抜き差しでじわじわ引っ張っていく、昔ながらのハードミニマルの方法論。
Jose Pouj /Babylon [Injected Poison]
1番。スペインの新参テクノレーベル。Christian Wünsch直系の暗さ+シンセ使いで、今後が期待できる。硬めのバックトラックに、ポリリズミックなシンセリフが出たり消えたり。
Jose Pouj /Babylon (Radial Remix) [Injected Poison]
同じく1番。Radialが、相変わらず好き勝手に刻んでいて熱いです。Dole-GateでDJ Bossと共作していた時のような感じの、変則ツールトラック。ちなみにこのレーベル、2番はWünschとExiumが絡んでくるようで、MySpaceで試聴した限りではオススメ。
Sascha Lupes /Knatterkasten (Tuomas Rantanen remix) [Brother Convention]
5番。ダークテクノ界隈で精力的にリリースを続けているBrother Conventionから。Primalばりに硬くて音の詰まったリミックス。Tuomas Rantanenが続けてここから出してる6番"Robotan Elbows EP"もすごくいいですね。
Bitch Bros & Millau /Natural Selection [Guilhotina]
1番。ジャンル的にはかなり手広くやっているらしい謎のレーベル。よく分からないけど、キックが重くてスネアのあたりもシャキシャキしたトラック。展開は地味め。
Ganez /Sunshine Mood [Dirty Planet]
10番。トータルコンプでがっつり潰しただけの、シカゴ風のラフな質感が印象的な、ストレートなツールトラックです。中盤、意外と引っ張るブレイクも派手めで好き。メロディー感がまったくないだけに、いろいろ混ぜて使うと楽しそう。
Ian Void /Torrent [Sub Cult]
24番。意味ありげなタイトルは伊達じゃなくて、トラックも暗ーく狂っている。ブリブリしたベースラインが、ブレイクを挟んで、ギラギラした意外な方向に化ける。最近のテクノとしては、かなり意欲的なテイスト&展開に挑戦していてカッコイイです。まだ聴いていなければぜひ。
David Moleon & Odessa Soundfreaks /Compiled [Submissions]
25番。この組み合わせにはびっくり。昔ながらの硬派で重厚なハードテクノ。00年代前半にGlenn Wilson周辺がやっていたことの焼き直しではあるんだけど、このクオリティだと買ってしまう。どちらかというとMoop UpのDavid Moleon寄りの攻めトラック。
David Moleon & Odessa Soundfreaks /Union [Submissions]
同じく25番。こっちも直線的なハードトラックだけど、若干ファンキーめでOdessa Soundfreaks色が強いかな。
Luky R.D.U. /Degenerate [Techno Addicted]
1番。また気になる名前の新レーベル。他にもFer BRやDJ Cristiao、Hristian Stojanowskiなど、活きのいい若手ファンキー系テクノアーティストを集めた8曲入りEP。Lukyのこの曲は、ひたすら明るく派手だった今までとはイメージが違って、終始独特の「暗さ」がつきまとっていて面白い。ずーっとキックの裏に張り付いている、太いシンセベースも印象的。
Marcelinho Cic /Plus [Audio Family]
2番。ブラジルの若手アーティストらしい。ラテン~ギリシャ系のファンキートライバルテクノ。展開や声ネタ使いも程よく、クオリティ高いです。
Primus Tech /Yifu [Intuition]
4番。Naked Lunch周辺で良質トラックを連発していて気になっていた、Primus Tech。この曲は特に速い、145bpmの前のめりなハードテクノ。最近はあまりこういうのかけないけど、売ってるのもなかなか聞かないので、見かけたら買っていきたいなと。
Bassbottle /Akira (Mechanical Brothers Remix) [Technoart]
AKIRAネタシュランツ。しつこいくらいのネタ使いもいいけど、それ以前にトラック全体の潰しかたが絶妙で最高。ただ、マスタリングがひどい(-4dBがピークになっている)ので、購入後は最低限ノーマライズぐらいして音量補正しておかないとキツイ。ちゃんとカッティングエンジニア挟まないデジタルリリースだと、こういうことがままある。
Mechanical Brothers /Count To Ten & Die [Speaker Destroyer Shit]
これもMechanical Brothers。小気味よい高音のリバースの感じが気になって買ってしまった。よくあるおどろおどろしい世界観をベースにしつつも、メインの部分は割とあっさりめのところが好き。
Tilthammer & Friends /Kick Some Ass [Overweight]
シュランツ系でチェックしている数少ないアーティスト、Diogo RamosとTilthammerの共作。ミックスが素晴らしく、ぎっしり詰まって歪んでいるのに、どのパートも異常に抜けがいい。これくらい遅め(154bpm)のシュランツというかハードテクノなら、色々と使い勝手が良さそう!

上記を踏まえたDJチャートは、以前の記事にて公開中です。

2009年7月のDJチャート : EPX studio
http://www.epxstudio.com/blog/2009/0724_my-current-chart-on-juno-download.html
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