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ニンジャスレイヤー関連イベント参加レポ

日記2015-08-02 18:42

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ここのところ、立て続けに公式&ニンジャヘッズ主催のイベントが続いたので、それらの簡単な参加レポートのまとめです。ニンジャスレイヤーコンテンツに関して、オフラインでのイベントごとがこんなに続くなんて、ちょっと前では考えられなかったことで、私が追っかけているのはここ2年そこそこにすぎないけれども、ずいぶん状況が変わったなあと感じます。なんだかんだでやっぱりアニメ化が大きいね。

ヘッズ・ムレ・チイサイ・レディオ・2・インプルーヴド(HMC2i)@Junk Cafe Tokyo

7月11日、ヘッズ主催の音楽イベントで、昨年に続いて2回目の開催。イベント名は3部の作中に出てくる反体制違法放送「キツネ・ムレ・チイサイ・レディオ」にちなんだもの。場所は、渋谷の道玄坂上がって交番の手前あたりにあるJunk Cafe Tokyoです。私は前回行けなかったので、楽しみにしていました。

ほぼオープン直後くらいに行ったんですが、すでにかなり盛り上がっていて、いわゆるオープンなDJバーのような空間にニンジャヘッズがたくさん。最終的には60人に迫る集客かあったようです。コスプレ(ニンジャセッション)をしている方や、ボードゲームに興じる方々、もちろんお酒を飲みながら踊る方々といろいろ。先の「ニンジャ万博」でゆっくりお話しできなかったヘッズと話したり、TwitterのTLでしか知らなかった方とアイサツを交わしたりと、楽しい時間でした。

10人ものDJ参加者のプレイも、ちょうど様々なジャンルに分かれる感じで、それぞれにニンジャスレイヤーの世界観を表現していました。ポップス、テクノ、メタルなどなど。音楽や音楽カルチャーについての記述が異様に充実した作品なので、ネタには困らない感じですね。
あっという間の、しかし充実した6時間でした。スタッフの皆様お疲れさまでした!

シネマ・サンダーボルト@TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

翌週19日は、アニメイシヨン公式による映画館イベント、題して「シネマ・サンダーボルト」。わりと当日までチケットが余っている様子にしては、そこそこの盛り上がり。内容的には、国内未公開の英語吹き替え版上映、過去作振り返り上映をそれぞれ、出演話数に応じた声優さんによる生コメンタリー付きで、さらに、その時点での最新話である15話を先行公開するというもの。正味3時間ほどのイベントでした。

英語吹き替え版は、ニコニコで期間限定で公開された1話に加えて2話までを連続で。キャストはスクリーン左下の席でスポットを浴びながらお喋りするというスタイルで、英語版の濃い演技にツッコミを入れていました。でもなんか、あちらの声優さんの吹き替えの加減がほんとに絶妙で、Yeeart!とかWasshoi!とかSayonara!を、ちゃんとオリジナルのニュアンスに似せて熱演してくれているんですね(まあ、原作小説という意味でどっちがオリジナルかというと、"あっち"なんですけど)。

振り返り上映は、5話(トーフ)、6話(ドージョー)、11話(メナス)。いずれも映画館のスクリーンで大勢で観るとものすごく面白かった。笑うポイント分かりやすいし。メナスのイヤグワやっぱ最高だな…。
そして先行上映の15話は、ご存知の通り「スシ・ナイト・アット・ザ・バリケード」。スワンソングがひと段落したあとで、次の予測がまったく立たなかったため、天狗ではないかと戦々恐々とした様子もありましたが、意外とイッキ・ウチコワシ回をちゃんと入れてきましたね。ユカノのデザイン攻めてるなーと思ったんだけど、帰って書籍を読み直したら、わらいなく先生の書籍版デザインにわりと忠実だったという。アニメイシヨンは、今のところ大筋は律儀に書籍通りやっている印象ですね。Flashは別として…。

シネマ・サンダーボルト、言ってしまえば声優のトークショーなので、そっちに関心がない人にとってはそれなりの内容ではあったんですが、映画館であれを観ることができたというのは楽しかったです。チケット売り場のスクリーンに、マッドマックスなどと並んで「ニンジャスレイヤー」の文字列が表示されているのがアツかった。あと、個人的にマルノウチ・スゴイタカイビルは六本木ヒルズをモチーフにしている節があると勝手に思っているんだけど、まさにそこの映画館で忍殺のイベントをやるというのも、面白い機会だった。

イベントが終わってから、別のヘッズの方々にお声がけいただいて、新宿で軽く飲む。今までに二次創作を拝見して、一度じっくりお話ししてみたかった方たちだったので、すごく楽しかった…。思うのは、やはりみんなニンジャスレイヤーに至るまでに色々なバックグラウンドをお持ちで、それぞれの視点で本作をどう捉えているのかは、聞いてみるととてもおもしろい。そうでなくても、まだまだマイナーなコンテンツのひとつである忍殺の重篤な読者に対しては、どこか根っこの部分で波長が近いというか、シンパシーを感じてしまうのだなあ。

ニンジャ・タワレコ・コンピレイション・アンド・ヘル@タワーレコード渋谷店

映画館イベントの翌週にアニメイシヨンのコンピレーションCDの発売、物理書籍の最新刊『死神の帰還』の発売とリリースが続いて、さらにその次の週末にあたる8月1日(昨日)に行われたのが、渋谷タワレコでのインストアライブ。これは、件のコンピCD購入者が先着整理券で無料で入場できるイベントで、出演は、CDに収録されている各話エンディングテーマを担当したバンドからThe Pinballs、taffy、80Kidzの3組。

渋谷タワレコ、私CD買うときいつもココなのでしょっちゅう行っているけど、B1は地下にこんな空間があったのかと思わせるガチのライブハウスで、まずこれが体験できたのが良かった。
ヘヴィーなサウンドにカワイイ女性ヴォーカルのtaffyは4曲、イマ風EDMの80KidzはB2Bで30分ほど、そして手慣れたステージングでガッツリ盛り上げたThe Pinballsは、アンコールを含めて3曲を演奏しました。ニンジャヘッズで満員のフロアは熱狂と言っていい盛り上がりだった。

特に、大人気になった3話EDのThe Pinballs「劇場支配人のテーマ」、めちゃくちゃカッコ良かった。イントロからウオーだよ。この曲、歌詞の世界観が、直接的ではないんだけどニンジャスレイヤーと完全にシンクロしていて良いんですよね。一種の退廃美で、絶望のなかにもすべてを捨てて一縷の望みを見出そうとするたくましさ、強欲さを、ゴシック・ファンタジー的な言葉選びで端的に表現しているのがいい。もちろんアイエエエ!はみんなで絶叫したよね。

ニンジャスレイヤーの音楽イベントは間違いなくて、昨年の「ギター・サンダーボルト」、上述のヘッズ主催の「HMC」も素晴らしかったし、まだまだ可能性あると思う。様々なスタイルを模索してどんどんやってほしい!それもこれも、つくづく作中での音楽にまつわる描写の豊かさだよ。

終演後、なんとなく集まったヘッズ8人で宇田川町でご飯。店のコロナを飲みつくし、タコスを食べたね。普段Twitter意外ではなかなかできない、3部キャラとか書籍とかコミックとかアニメイシヨンに関するだいぶディープなニンジャ話ができて、すっごく面白かった。積もる話が無限に出てくる。いやー、みんな作品を読み込んでいるなあ…。
で、解散して、ちょうど帰りの電車に乗ったあたりで新エピソードの更新が始まったりして、この日はひたすらニンジャ漬けだった。ヘッズ飲みどんどんやっていきたいね。

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