blog

フリーランスのWeb制作 : デザイン、HTML/CSSコーディング、CMS
EPXスタジオ www.epxstudio.com

Resident Advisor (RA)でDJページを作る

テクノ2012-01-04 14:57

掲題の通り。ひと通りやってみたので、手順をまとめてみます。

Resident Advisor (RA)」は、海外で比較的ポピュラーな、DJ/クラブミュージックファン向けのSNS。パーティー情報のやりとりやDJチャート、フォーラムなどの情報交換に特化した作りになっているばかりでなく、クラブ系ニュースのニュースソースとしても機能しているようです。ようです、というのは、私自身もまださほど馴染みがないからなのですが、要はClubberiaHigher Frequencyと、iFlyerが合体したようなイメージです(ざっくり)。

私はかねがね、iFlyerのユーザー・インターフェースの失敗に起因する猛烈な使いにくさに、あのmyspaceを重ねて見ていて、同じ機能を実現するWebサービスがないものかと思っていました。が、このRAはなかなかよく出来ています。実は2011年で10周年を迎えたという、そこそこ中堅のサイトだそうで、8月には日本語版ベータがオープンしました。日本語版チームによるTwitterアカウント(@ra_japan)もあります。とはいえ、実際には深いページに進むと英語の箇所がほとんどで、ローカライズはまだまだ完成途上といったところ。

RA News: Resident Advisor日本語(ベータ)版がオープン
http://jp.residentadvisor.net/news.aspx?id=14741

で、会員登録をすると、ニュースの購読だけではなく、プロフィールページを起点としてイベントやクラブのお気に入りによるソート、イベント写真の共有、フォーラムの利用(英語版のみ)ができるという触れ込みになっています。また、DJは一般アカウントとは別のプロフィールページを、オーガナイザーやレーベルオーナーはそれぞれのページを作成し、プロモーションに活用することができます。

試しに作ってみたDJページが、以下。

RA: R-9
http://jp.residentadvisor.net/dj/r-9

できることは、プロフィールの公開、出演予定イベントの管理、DJチャートの公開、DJフィード(1日1記事まで登録できる簡易ブログ機能)の作成、など。困ったのは、プロフィール本文で日本語を使うと文字化けしてしまうことですが、これも日本語正式版リリース時には解消されるかなと...。

さて、この説明によると、DJページの作成には2つの条件があって、ひとつはRAのアカウントを持っていることと、もうひとつはRAに登録されたイベントかDJチャートに名前が掲載されていること。ってのはつまり、アカウントを作って、出演予定のイベントを勝手に登録してしまえば、プロもアマチュアも関係なく作れてしまうというわけです。
このDJページは、RAアカウントのプロフィールページと並行して持つことができ、作成時点で自動的に紐づけられます。このへん(一般アカウントとアーティストアカウントの違い)がmyspaceでは非常に分かりにくかったのですが、RAではそこそこ合理的に出来ています。

最初に、登録ページでRAアカウントを作って、適当にプロフィールを登録すると、アカウントのプロフィールページが自動作成されます。これが、一般ユーザーのプロフィールページにあたります。

RA: epxstudio (Yohei Taniguchi)
http://jp.residentadvisor.net/profile/epxstudio

次に、出演イベントを登録します。「My Events」から「Submit an event」と遷移すると、イベント名、開催日、会場を入力する画面になります。会場は都内のクラブがほぼほぼ網羅されており、もちろん茶箱さんなんかもあります。
イベントの詳細を登録しても、すぐには公開状態にならず、Pendingステータスを経て公開になるようです。運営側で内容のチェックをしているのかな?完了すると、メール通知が来て、イベントページが作成されます。私の場合は、登録の翌日に公開されました。

RA: Body Inform at Sabaco Music & Cafe, Tokyo
http://jp.residentadvisor.net/event.aspx?324594

イベントページはこんな具合で。
ここで作成されるイベントページの出演者欄に名前があると、DJページを作成することができるようです(既にイベントが登録済みの場合は、上記の手順は不要だと思います)。

「DJページ」から「DJページ作成」と遷移すると、名前を入力する画面になります。ここに入力された文字列と、イベントページに登録済みの出演者名を照らし合わせて、自動で紐づけるようですね。こちらもプロフィール作成後、すぐには公開されず、一応チェックが入るようです。私の場合は、公開の連絡がメールで通知されるまで、こちらも一晩ほどかかりました。

ってわけで、今後どの程度普及するかは未知数ですが、作ってみて損はないかなという感じです。ご参考までに。

このエントリーをはてなブックマークに追加