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[ クラシック ]

パブリックドメイン・スカルラッティ

しばらく前から、家でも出先でもスカルラッティばかり聴いてます。ドメニコのほう。鍵盤ソナタ555曲を全部聴きたくて、ぼちぼち潰してはいるものの、いかんせん自分の中での消化スピードが遅くてなかなか進みません。
ピアノでもチェンバロでもどちらでもいいのだけど、移動中に地下鉄とかでも聞こえにくくならない、という意味ではチェンバロのほうがいいかも、とか。

パブリックドメイン・クラシックというサイトがあって、日本での著作権保護期間が終了した音源を無料でダウンロードすることができます。なんでも、作曲者が50年以上前に亡くなっており、かつ演奏・録音が50年以上前のものはパブリックドメインとなるのだそうで、初学者には非常にありがたいです。
たとえば、グールドのゴルトベルク変奏曲の1955年盤なんていうのも、録音から53年が過ぎているため公開されています(音質がそれなりだとか、トラック分けされてないとかいうのはあるけれど)。

スカルラッティ - ソナタ - ピアノ : ラルフ・カークパトリック /
http://public-domain-archive.com/classic/download.php?album_no=666

で、めちゃくちゃハマってしまったのが、ラルフ・カークパトリックが1954年に録音したチェンバロによるK.54。作業しながら上から順番に聞き流していたところ、この曲で完全に手が止まった。かっこいいです。1分50秒くらいからの展開が何故かすごく現代的に聞こえた。

それと、YouTubeを見て回って、チェンバロ実演で特に良かったのがElaine ComparoneによるK.517。立って演奏するチェンバロ初めて見た!正確さよりも勢い重視って感じ。

勢いでいえば、アルゲリッチのK.141も。こちらはピアノ。かっけーー。

でもスカルラッティを聴き始めたきっかけは、実はこの次の動画です。アコーディオン奏者のUwe StegerによるK.24で、普通のボタン式アコーディオンとRolandのVアコーディオンとで弾き比べをしています。パイレーツ・オブ・カリビアン風のおじさんがノリノリで、しかもさらっと超絶テクを披露しててスゴイ。

ところで、以前もとりあげた『サーカスギャロップ』のアムランが、スカルラッティのパロディとして自作自演した練習曲第6番『スカルラッティを讃えて』がニコ動にありました。

【演奏】アムラン スカルラッティを讃えて‐ニコニコ動画(夏)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1077333

変態!

Author:
R-9 (EPX studio)

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