#MU2020
『Music Unity 2020』 配信決定

【4月3日更新】

本イベントの一部が『Music Unity 2020 #MU2020』にて配信されます!
番組はTwitchのMOGRAチャンネルにてご覧いただけます。詳細はこちらをご覧ください

また、東京都による夜間の外出自粛要請を受け、当初のイベント終了予定時刻を繰り上げて【16時から18時までの2時間セット】に変更させていただくことになりました。度重なる変更につき、お詫び申し上げます。

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COVID-19(新型コロナウイルス感染症)を巡る状況は日々変化し、我々クラブミュージックに親しむ人々のアティチュードも問われています。より深刻な状況下にあるヨーロッパでは、ご存じのように様々なテクノDJやアーティストが目下の在宅を呼びかけ、無観客によるライブ配信、あるいはフリーの楽曲やDJミックスを提供するなどの試みを行っています。

一方で、国内でも多くのアーティスト、オーガナイザー、そして何よりも大小さまざまなクラブのオーナーとスタッフが苦境に立たされています。主要メディアResident Advisorでは、こうした状況がライブアップデートとして日本語でつぶさに報告されているほか、3月から4月にかけて予定されていたパーティーの多数が中止または延期を余儀なくされていることが見て取れます。

このイベント「R-9/40」は、もともといちテクノ・ファンであるわたしR-9 (@epxstudio)の40歳の誕生日と、DJ活動20周年の節目を祝うささやかな会として、自ら企画したものです。本来であれば広く告知を行い、多くの友人に遊びに来ていただければと思っていましたが、昨今の状況ではそれも叶わなくなってしまいました。

しかし実際のところ、今はそんなことよりも、長年お世話になった「音楽喫茶 茶箱(さばこ)」さんの営業を支えたいという思いが強くあります。個人的に16年近いお付き合いのある新宿・早稲田の茶箱は、小箱ながら圧倒的サウンドシステムを擁する抜群に音の良いハコとして、テクノのみならず広く「茶箱ファン」から愛されるお店。そんな茶箱でも、残念ながら(もちろん感染拡大の可能性を少しでも避けるために、止むを得ないこととはいえ…)週末の予約の延期などのスケジュール変更が相次ぐ状況です。

このイベントも、当初は入場料を茶箱へのチャリティーとして予定通り4月4日に開催するつもりでしたが、ここ数日、急激な感染リスク増大が見込まれるなかで、通常の形式での開催は諦めざるを得なくなってしまいました。

したがって今回、茶箱さんのご協力を得て、本イベントは視聴無料のオンライン配信イベントとさせていただくことになりました。わたしとしては、SNSを通じて応援のひとことをいただくだけでも十分で(せっかくの節目の誕生日なので…お祝いしてもらえるとうれしい)、せめて配信を通じてお楽しみいただければと思っています。

その代わり、これを機会に、ぜひ一緒に茶箱を支えませんか? プリペイド式のドリンクパスを通販でご購入いただくことでお店の支援になります。まとめ買いによる特典もあるそうなので、ぜひドネーションにご協力ください。詳細はこちらのnote記事でもご案内しています。

本企画の開催を通じて、再び安心して音楽を楽しめる日々を取り戻すという目的を、友人知人、そして茶箱を愛するみなさんと共有できれば幸いです。

イベント概要

"R-9/40"
2020年4月4日(土)16:00-18:00
音楽喫茶 茶箱(早稲田)
無観客オンライン配信イベント
DJ:R-9 (2 hours techno set)
※配信URLは当日Twitter @epxstudioでご案内します

R-9

[EPX studio / Body Inform / 鏡像フーガ]

1980年4月5日生まれ。DJ、トラックメーカー、同人漫画作家。

幼少期より親しんだゲームミュージックの延長としてテクノと出会い、16歳からRolandのデスクトップMIDI音源とともに作曲を開始。黎明期のインターネットを介して、Webサイトの制作やトラックメイキングを学ぶ。進学後は中央大学テクノ・ハウスサークル「ビニールハウス」へ参加し、2000年からはハードミニマル・ハードテクノを守備範囲にDJとしても活動を開始、宇田川町の中古レコード屋を漁る日々を送る。

00年代にハードウェアシンセを使ったマシン・ライブを精力的に行い、いくつかのコンピレーション企画等にも参加した。なかでもgatearray recordingsの連作プロジェクト「Presence」への楽曲提供・DJでの参加などを契機に、早稲田の「音楽喫茶 茶箱」をホームとする単発パーティーのオーガナイズを多数手がけるようになる。2013年にスタートした「Body Inform」は、テクノの持つプリミティブな身体性にフォーカスしたロング・スパンのプロジェクトで、Fumiaki Kobayashi、iz、watの各メンバーと共にレーベルとパーティーを主宰している。

20年にわたるDJ活動、18年近くに及ぶブログ等のWebライティング活動を通じて得た知見は現在、「note」上でのエンタメ系記事キュレーション・執筆に活かされている。テクノ分野においては、毎月更新の「テクノ新譜試聴メモ」マガジンなどがある。

一方で、長年の趣味としてイラスト・漫画制作も行っている。一次創作系即売会「コミティア」への継続的なサークル参加を経て、13年からは主にWeb小説『ニンジャスレイヤー』二次創作で活動、30名弱参加のアンソロの主宰やコミケへの参加など現在も継続中。最近はバーチャルライバー(にじさんじ)にハマり、そちらのジャンルでの活動も開始した。

日中メインの仕事はフリーランスのWebデザイナー・ディレクターおよびWebコーディングエンジニア。横浜を拠点に、日々興味の赴くままに制作の毎日を送る。