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日帰り熱海

旅行2015-02-27 00:14

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21日土曜日、先輩の杉山さんからのお誘いで日帰りで熱海へ遊びに行ってきました。カレンダーを見ると、熱海へは去年3月末の合宿以来のようなので、なんだかんだで一年近くぶり。今回はMOA美術館での企画展を中心に、いまの季節ならではの小旅行を楽しめました。

8時半に家を出て、田都から小田急を経由して藤沢で東海道本線に乗り継ぐルートで、11時ごろ熱海駅着。意外だったのが、土曜日とはいえ既に駅構内が人でごった返していて、いまが盛りの梅園を目当てに、旅行客がこんなに集まるんだなあという。わりと閑散としている熱海ばかり見てきたのでびっくりした。

MOA美術館「光琳アート」展

駅前からバスでMOA美術館へ。このバスもけっこうな満員で、急斜面をぐいぐい登っていくのがスリリングでした。企画展は、美術館が所蔵する国宝「紅白梅図屏風」を中心とする尾形光琳の作品と、それに影響を受けた各時代の作家による作品を「アート」という観点から並列に見せるという主旨のもの。

尾形光琳300年忌記念特別展「燕子花と紅白梅」 光琳アート -光琳と現代美術- | MOA美術館
http://www.moaart.or.jp/exhibition/korin/

私にとっては、光琳自体が馴染みがなくて。なんでも鑑定団によく出てくる(田舎のおじいちゃんが自信たっぷりに上げたフリップに書いた500万円という数字に、容赦なく打ち消し線が入って1万円とかになってるやつ)というくらいのイメージでした。

「紅白梅図」はとても不思議な作品で、黄金をバックとして左右に大胆な筆致の紅白梅が配置され、真ん中に川が流れているという構図。この左右の梅が、樹木の表皮についた苔までも極めて写実的に描かれているのに対して、中心を流れる川の形状と川面のパターンがあまりにも抽象的というか記号的なのです。まず、このまったく異なる世界観のダイナミックな同居に感心しました。

一方で「燕子花図屏風」は、判で押したようにビビッドなカキツバタがミニマルなパターンとして繰り返される作品で、まるでバッハのフーガの楽譜のような、視覚的に立ち現れるリズム感が楽しい。屏風のことは分からないけれど、モチーフとしてもすごく独特だし、ここに美を見出す感性ってすごいなと。

展示されている現代の光琳インスパイア作品のなかでは、会田誠さんの作品と鈴鹿哲生さんの"Rose Castle"が抜群に良かった。前者は、主題やスタイルの模倣ではなく、エッセンスを作家の個性として完全に消化しきっているところが、後者は、SF/サイバーパンク的な世界観を屏風というオーセンティックな和のフォーマットに落とし込んでいる斬新さが印象に残りました。

ところでこのMOA美術館、私は今回初めて行く機会があったのですが、Wikipediaなんかで調べるととある宗教団体が運営しているんですね。そのためか設備もやたらバブリーな感じで、展望台に抜ける通路なんかもガチの宗教施設(礼拝室とか怪しい扉が無数にある)という佇まいで、だいぶワクワクしました。チョー長い謎のトンネルとか、すごいおすすめです。なかなかカジュアルな感じでは入れないよね、こういうとこ。

熱海梅園

じっくり芸術鑑賞したあと、いったん熱海駅まで戻って、再び別のバスで梅園へ。実は前にも梅の時期に合宿で熱海に来ていたことはあったのだけど、実際に梅園を訪れるのは初めて。バスを降りると、入場ゲートの向こうのなだらかな斜面に、すでに紅白の梅がふわっと雲のように散らばっていて、あたりは大勢の客で賑わっていました。

この日は久しぶりに一眼レフ(PENTAX K-r)を持って、あれこれ撮ってみました。光琳の紅白梅図を見てハッとさせられたのは、梅の美しさの神髄は花と同じかそれ以上に、迫力の枝ぶりにあるのではないかということ。

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そしてなんかこう、引きの画で見るとまるでジャクソン・ポロックの絵画のような。

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すっごく見ごたえがありました。梅もなるほど、一様ではなくて、いろいろな種類のものがあるんだなあ。

大江戸温泉物語 熱海温泉 あたみ

さて、熱海に来たのだからせっかくということで、温泉にも。はじめ、杉山さんおすすめの日帰り温泉に案内していただいたのだけど、あいにくこの日は宿泊客優先なのか日帰り入浴の時間は終わってしまっていて、急遽別のところに。某合宿所にもほど近く、前から気になっていた大江戸温泉に、飛び込みで行ってみることにしました。

でなんかここ、初めて知ったことには、お台場なんかにあるいわゆるスパ銭形態の営業とは全然違って、本格的な客室を備えた完全なる旅館/ホテルなのでした。そのため、お風呂も内湯と露天の2種類だけで、かわりに入浴料も700円+タオル大小300円と格安。我々はシンプルに温泉が楽しめればそれでよかったので、このサービスは必要十分でした。いいお湯でした。

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小旅行のシメは、駅前アーケードの「磯丸」平和通り店でお寿司三昧(上の写真はNexus 6で撮ったもの)。たっぷり2時間以上飲んでおしゃべりして、のんびりまた東海道線で帰りました。熱海くらいなら日帰りでも、相当に充実した一日が過ごせると分かったのは発見でした。楽しかった!

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