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Surface Pro 3を買いました

日記2014-07-27 18:08

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Surfaceを買うまで

仕事で使うノートの買い替えが必要になって、いろいろ検討した結果、発売されたばかりの「Surface Pro 3」にしました。ここまでにはそれなりに紆余曲折があり、自分のなかで何周か検討を重ねた結果、やっぱりSurfaceかなという直感に頼ることに。ハードウェア的なレビューは他所の記事に譲るとして、例によってごく個人的な感想だけをまとめます。

まず、去年中古で買ったばかりのASUS ZenBook UX31Aなんだけど、私の環境なのか設定なのか、はたまた個体差なのか、使用中に突然OSが落ちるという現象に悩まされていました。何度かリカバリを試みたものの、この前仕事の打ち合わせ中に何度もブラックアウトして再起動、ということがあって以来、買い替えを決意。それさえなければ特に不満なく使えていただけに、なんだか残念です。去年の夏~秋あたりはこれでがっつり仕事していたので、一定の元は取ったとは言えますが。

で、次何にしようかなってときに、条件としてやっぱもう少し持って移動しやすいものがいい。ZenBookは薄くてコンパクトだったけど、13インチなだけにそこそこの大きさで、気軽にという感じではなかった。であれば小さければいいかというとそうでもなくて、以前Vaio TZを運用していたときに(これ自体はすごくいい製品だった)、画面の小ささですっかり疲れてしまって、要はこれでデザインファイルをスライスしてコーディングしたりという自分の使い方は無理があるなと思っていて。それに、前の記事の通り長期的に考えて視力を温存しないといけない体になってしまったので、画面に近づいて作業するみたいなのは避けたい。難しいものです。

以上を踏まえて、13インチ近辺のクラムシェルで候補に挙がったのがこのあたり。

Lenovo Yoga 2 13
機能としては必要十分で、ぐにゃっと曲がってタブレット的に使える機構も、打ち合わせの場なんかでは便利そうだった。しかしいかんせん1.6kgは重い。あとLenovoのマシンを買ったことがないので、信頼性の点で何とも言えないものが。
SONY VAIO Duo 13
wacomのペンデバイスの評判が良かったのと、スライド機構に興味があって。あとその割にYoga 2より軽くて、バッテリーで18時間動くらしいという。VAIOは過去に3回買って、割といい印象があったんだけど、ソニーがあんなことになって。で、中古ではいっぱい出てるんだけど店頭に実機が全然なくて、試さずに買うのもなあみたいな。あとディスプレイの角度が変えられないのが。VAIO Proという選択肢もあるにはあった。
NEC LaVie Z LZ650
13型で1kg切ってる軽さで、そこそこ頑丈そうでいいなという印象でした。ただ店頭で触ってみたらキーボード付近がけっこう熱くて、これは自分には向かないかもと。わりと手汗をかくほうなので、ノートPCの手のひらが当たるあたりが熱いのは決定的にダメで、あとなんかキー配置が。左下にCtrlがあってほしい派なので、Fnになっていたのを見て、うーんとなった。

あとまたASUSとかも考えたんだけど、もっかい初期不良的なクセのある個体を引いても意味ないし、そう考えると、どうもいわゆるノートPCに分類されるマシンで決定打になるものが見つからないんですよね。少し前ならあったのかもしれないけど、Windows 8とかのこのタイミングでとなると。

さて、そこへ来て7月17日発売のSurface Pro 3。どうやらスマートで良さそうですよね。Surfaceシリーズが良さげというのは、前に仕事先の方に見せてもらって知っていたので、わりと興味津々で、発売されたと聞いてさっそく実際に店頭であれこれ触ってみました。
画面の大きさは、まさにジャストなイメージで、13インチほど大きすぎず、11インチほど狭くない。十分に軽いし、キーボード(タッチカバー)側に発熱する要素がないので手元も快適に作業できそう。タブレットとして使うには難ありのサイズ感だけど、ノートPCとして使うならこれは全然アリかもしれないと思いました。

Pro 3のレビューでよく言われているのは、「本体の右上あたりが熱くなりやすい」というもので、どんなもんかと実際にあちこちのお店でぺたぺた触ってみたのですが、私としてはさほど気になるほどではなかった。いまどきスマホですら高負荷のときは熱を持つし、i5とか積んでいてこの薄さなら、まあある程度は当然というもので。しかもノートPC的に使うなら、個人的には前述のようにキーボード側に放熱がなくて、本体側(液晶のある側)が熱くなるのなら全然いい。

ただ、見た感じの印象で、液晶の白が黄色もしくは緑に寄っているような気がして、その点は比較的Surface Pro 2のほうがいい。実際に並べてみても差を感じる。でいて、さらにペンは筆圧1024段階のwacom製を採用していたPro 2のほうが良くて、そう考えると型落ちのほうを狙ったほうが費用も抑えられる。でも、11インチを切る画面の小ささは(高解像度とはいえ)どう考えても私には向いていなくて、それならやっぱり無難にクラムシェル型ノートを買ったほうが幸せになれるのでは、みたいな堂々巡りを。

そして結局Surface Pro 3を

特に何が決め手だったというのはないんだけど、ソフマップで25日の中古の日に売るものを買い取りに出したら、意外とそれなりにまとまった額になったのと、そのお店にたまたまCore i5/128GBの在庫があったのと、あとタイプカバーの「ブルー」が自分の(EPX studioの)イメージカラーにかなり近くて気に入ってしまったのと、まあそのような理由です。別にノートでも良かったけれど、どうせWindows 8.1にするならMSの提唱するエコシステムに一度乗っかってみるのもいいんじゃないかなと。

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そして開封して3日くらい使ってみて、多少クセはあるものの、この感じなら余裕で仕事でも使えそうだということが分かりました。ヘタに妥協しないでPro 3にして良かったです。

その「クセ」というのも主にWindows 8に関するもので、要するに高dpi環境に対するスケーリング対応がガチャガチャなんですね。古いアプリケーションは軒並みボケた表示になってしまうし、かといって実行ファイルごとにスケーリング無効オプションを設定すると、異常に小さくて細い文字になってしまったり…。Adobe Readerのように、そこにタブレットモードみたいなのが混在すると完全にカオスで、これはMacとかにこだわる人にはとても受け入れられないだろうなあと改めて。

私は別に、そのあたりは許容できるんだけど、Google Chromeがまともに使えないのだけは困っていて、これはどうも次期アップデートで解消するらしいとの報を聞いてホッとしています。IEやFirefoxでは現時点でも問題ないわけだし、Surface以外にもRetina並の高dpiのデバイスは今後も出てくるだろうし、その点ではさほど心配していませんでしたが。

動作は極めて快適で、もたつきを感じる場面は今のところないです。ひとことで言うとちょー速い。あとWindows 8.1のスタート画面とデスクトップがごっちゃになっている感じ、嫌いじゃないというか、むしろ慣れたらけっこう好きかも。普段の作業のなかで、画面をぐいぐい直に触るのが、シーンによってはかなり直観的で便利に感じたのは意外でした。タッチカバーのパッドは手のひらが触れて誤動作してしまうので、オプションで無効にしておいて、デスクトップ画面ではBluetoothマウスと画面タッチを併用しています。

ペンの使用感についてはまず、ノックひとつで速攻でOneNoteが使えて、ファイル名とか決めず自動でOneDriveにストックしてくれるのが最高です。筆圧まわりは、確かに普段使っているintuos3ほどセンシティブではなく、気持ち強めに書く必要がある感じ。試しにClip Studio Paint Proを入れてみて、アプリケーション内の筆圧設定を調整してみたら、けっこういい具合になりました。この書き味はドロー系のOneNoteとは全然別世界のものです。とはいえ、指摘されているようなゆっくり引くと線がブレがちになるという現象は確かにあって、例えば漫画原稿のペン入れは厳しいかもだけど、これも今後ドライバのアップデートとかで解消する可能性もあるし、まず自分が慣れてみないことにはね。
このあたり、私自身も興味のあるトピックなので、後日また実例を交えた記事を書くかもです。

留意点として、USBに直挿ししたLogitecの外付けDVDドライブ(LDR-PME8U2LBK)が電力量不足で機能しませんでした。なので早速セルフパワーの4ポートハブ、iBuffaloのBSH4A05U3BKを買ってきて噛ませたところ、無事に使えました。そもそもPro 3にはUSB端子が1つしかないので、この手のハブはあったほうが。欲を言えば有線LAN端子を兼ねているものとかがあれば、そっちのほうが良かったのだけど、USB3.0でバスパワー以外でとなると見つかりませんでした。USBハブって、おもちゃみたいなのを除くと意外に選択肢ないのね。

微妙なところ

本スレなどを見ているといくつか報告されているようですが、スリープから復帰したときに無線LANを掴まないことがけっこうな頻度であります。体感で4割くらいの確率。正確には、掴まないというか、他のAPは拾っているのに、それまで使っていたAPのみ「制限あり」という表示になってしまい、そのまま待っていても再接続しない。Wi-Fiを一度オフにしてオンし直すと速攻で繋がります。ルータはBuffaloのWZR-450HPで、念のためファームウェアも最新の1.96に更新してみましたが解消していません。
接続中は安定していて、電波の掴みも他の機器に比べてかなり優秀なので、これだけ解消してくれればネットワークに関しては完璧なんだけどな。

あと、タイプカバーの使い勝手、実用上は問題ないものの、F9~F12キーとHome/Endキー関連がFnでスイッチしないと使えないようになっているのがちょっと困る。Fnキーの動作もCapsキーでロックできるものの、その度に切り替えるのもね。カバーは、磁石で傾斜をつけるとぺなぺなした打鍵感でクセがあります。Pro 2までのように接地面にべたっとすることもできるので、こっちのほうが私はいいかな。

もうひとつ、2回くらい発生したのが、Bluetoothマウス(iBuffalo BSMBB17)がいきなり認識しなくなる現象。BTデバイスを使うのが初めてなので、この手の機器でよくある現象なのかも分からないのだけど、別段予兆もなく突然反応しなくなるのがけっこう困る。これも再接続を試みると急に解消する。これ、もう少し再現する状況を見極めてみます。

あとこれはDTMやってる人には痛い。どう考えてもWavesがアレなんだけど、Wave License Centerで、Surfaceをクラウドからのライセンス移動先デバイスとして認識してくれないのです。なんだろこれ、サポートに報告したほうがいいのかどうなのか。

Surface Pro 3、買いかどうか

率直に言って、向き不向きはありそうです。まずタブレットを期待する人は買っちゃダメで、大きさ重さとか、アプリの不自由さとか、タブレット持ちしたときの発熱やファン動作から、普通にノートPCを抱える状態をイメージしてもらえれば、他にもっといいタブレットがあるので。

あと、Windowsの伝統的なカオス感に寛容になれない人もたぶん向いてなくて、つまりスマートに見せているけど裏側は新旧がちゃがちゃで複雑で、でもそういう箇所まで分かる人には一通り弄れるようになっているという、いつもの「Windows感」が凝縮されていて、iPhoneやMacユーザーなんかを見ていると、そういうのを見たくない人はたぶんいっぱいいると思うんですよね。でも、かえって積極的にそっちに寄ってしまう層というかタイプの人は、えっ意外といいじゃん、みたいになれるかもしれません。

私には向いてました。これなかなかいいですよ。他に使っているうちに気づいた点が出てきたら、また書いてみます。

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