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Frederic Robinsonの『Mixed Signals』

テクノ2013-12-27 12:40

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先日YouTubeで、London ElektricityことTony Colmanがだらだらお喋りしながら今年良かった曲を紹介するポッドキャスト(Hospital Podcast 217 - The Xmas Cast 2013 - LIVE - YouTube)を観ていたら、一発で好きになってしまう曲に出会った。動画だと17分過ぎからで、ノリノリで踊りまくるトニーおじさんもかわいらしいんだけど、なんだろうこの曲はっていう。ドラムンベースには間違いない。だけども、DJでプレイしたいような感じじゃなくて、純粋にもっと聴きたいと思える。

トラックリストから辿ると、これはFrederic Robinsonという若手アーティストによる"Theme Park"という曲でした。で、これを収録したデビューアルバム"Mixed Signals"が今年の10月にリリースされているのを知り、どうしてもCDで通して聴きたくなったので、ディスクユニオンの通販で。2、3日のうちにメール便で届きました。Beatportでも視聴できます。

Mixed Signals [Blu Mar Ten Music] :: Beatport
http://www.beatport.com/release/mixed-signals/1165366

いやあ、これは。アコースティックな音をサンプル的に散りばめつつ、ビートは骨のあるドラムンベースで、ジャズのようにフリーフォームな。真っ先に連想したのがAphex Twinの"Girl/Boy Song"で、けどもっと器用で視野が広いというか、音響的というよりも音楽的に響く。しかも曲のそれぞれは幻想的なビジョンの端切れのような、短いスケッチのようでいて、まるでなにかのサウンドトラックかと思えるほど。

4曲めの"Shut"なんかは、特に自然の音と極端な電子音の対比が鮮やかで、ビジュアル的には思わずインディーゲームの"Proteus"の世界が脳裏をよぎりました。また7曲目の"Bloom"では、今年Exitから出た"Matchsticks EP"で、大胆なフットワークのドラムンベース的アプローチで度胆を抜いたStrayとコラボしています。

これを聴いて、さぞPCで緻密にプログラミングしているんだろうなと思っていたら…実は、想像していたのとまったく逆の作りかたをしていてぶっ飛んだ。本人がベッドルームスタジオで録った動画がいくつか上がっていて、それがこういうの。

ひとりで即興のようにジャムしながら音を足していき、みるみるうちに曲になっていく。MIDIコン、電子パーカッション、電子ヴァイオリン、カリンバ、それにカリンバの裏に付けたマイクで声を重ねているみたい。頭で作っているんじゃなく、体から湧き上がるように音楽が出てくる完全なパフォーマーで、こりゃ天才だと。これで21歳というのだから、ニュータイプですね。

はじめに挙げた"Theme Park"という曲はPVもあるようです。これは音に映像を合わせる形でライブ映像を再構成しているのだと思いますが、かなり器用に、突飛なことをやっているのは分かります。Wiiリモコンも使ってるし。このパフォーマンスで、この音楽が出てくるというのがすごいところ。一気にファンになりました。

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