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ディエンビエンフー(1)

日記 | 2009年10月18日 22:32

Dien Bien Phu 1以前から気になっていた、数少ない?ベトナムを舞台にした漫画、西島大介『ディエンビエンフー』(IKKIコミックス)の1巻を読んだ。06年からIKKI本誌に連載されていたもので、先日、その第一部が完結したことを西島さん本人がTumblrにポストしていた。単行本は5巻まで出ているみたい。

さて、かわいらしい三頭身の絵柄とは裏腹に、中身は暴力描写がものすごい。ベトナム戦争がテーマなので、ある程度は必然なんだろうけど、極端に記号化して描いているところが狂気を演出している。キャラのラフなタッチだとか、外国が舞台ってあたりから、勝手にオノナツメ系をイメージしていたんだけど、全然違って、思いっきり少年マンガだった(逆にオノさんは思いっきり少女マンガだった)。

そもそも、モチーフからして「弱々しいフツーの少年と殺人マシーン的な少女」という、エヴァを引き合いに出すまでもない王道。これでいうと、松本嵩春『アガルタ』とかも(2巻くらいまでは)好きな作品としてあるんだけど、こういうのは多分、最初のシチュエーションよりも、その先キャラの関係性が変化するまで、のプロセスの描き方が重要なんだと思う。
なので、1巻だけではなんとも言えないんだけど、今のところ、うーんみたいな。わりとお約束に忠実というか、いわゆるフラグが立ったら次の場面で、みたいな展開が多くて、せっかく史実を舞台にしているのにリアリティを削いでいる。ところどころは好きなんだけどな。

公式サイト掲載の1話試し読みはこちら(ほんとに描写がわりとハードコアなので注意)。

とりあえず、もうちょっと続きを追ってみたい。あと絵はほんとにカワイイ。

コメント

ベトナム戦争舞台の漫画があるのは知らなかったです。

何本もある映画だと(見てるかも知れないけど)
『キリングフィールド』…私が個人的に一番おすすめ。
『地獄の黙示録』…水道橋博士がよく比喩表現によく使うので、浅草キッド好きなら基礎知識として。
『グットモーニング・ベトナム』…ラジオDJが主人公で、伊集院光がサッチモの曲「What a wonderful world」を好きだと言うのも、この映画からじゃないかなと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=VQk2LtK680w&feature=fvw

ほんとに、世界のいろんなこと、漫画や映画になってくれてるおかげで、ようやく噛み砕いて理解できる事が多いです。
政治的なことをどの視点で書くか(又は避けるか)とか、扱う作家は資料解読からして大変そうだけど。






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