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タブーと戦ったGeorge Carlin

日記 | 2009年6月25日 17:30

6月22日はアメリカのコメディアン、George Carlinの没後1周年でした。

私が初めてこの人を知ったのは、TBSラジオ「ストリーム」内の町山さんのコーナー(08年7月1日放送)。番組が終わってしまったので、そのときのPodcastの音源は残念ながら公式には残ってないけど、町山さんのブログの中にその時の紹介がちらっと出ています。

テレビで放送できない七つの汚い言葉 - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20080701

この中で触れられている、70年代の"Seven dirty words"も面白いんだけど(YouTube)、私はこういうあからさまな放送禁止用語の連呼よりも、晩年に近いショウのほうが遥かにヤバいと思う。
日本語訳されている数少ない動画の中から、ニコニコにアップされいるものをひとつ紹介(YouTubeの元動画は消されているみたい)。

コメディアン、ジョージ・カーリンの珠玉の論評‐ニコニコ動画(ββ)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3102879

これ、けっこうショックですよ。これと比べると、日本には言論の自由なんか全然ないよね。この動画の後半と同じことをテレビで言える人は一人もいないと思う。
アメリカの自由のすごいところは、この人がテレビ(厳密にはケーブルテレビネットワークのHBO)で、延々とアメリカ社会の支配階級とキリスト教保守派をネタにし続けて、しかもコメディアンとして高い評価を受けながら天寿を全うしているところ。

例えばYouTubeで520万再生、コメント6万7千件を超えて、常に物議を醸し続けている動画がこの"Religion is bullshit"(テキスト全文)。世にはびこる数々の「クソ」に対して毒を吐き続ける文脈で、ラストに出てきたターゲットが、「宗教(=キリスト教)」。99年にHBOで放送されたライブ"You Are All Diseased"より。

すごいんですよ!めちゃくちゃカッコ良くないですか。ここまで言っていいんだ、っていう。だって何というか、多くの人が妄信している保守的・権威的な存在、日本だったら「天皇」とか「祭祀・祭礼」だとかに対して、テレビでここまで言い続けている人が、70過ぎまで無事でいられる保証がある?少なくとも、それがオンエアされるとは思えない。

この回のショウは去年くらいまで全編YouTubeに上がっていたんだけど、著作権の関係で消されてしまったみたい。同じ回の序盤に出てくる"Fear of Germs"というネタが、まさに最近の新型インフルエンザ騒動を「予言」していて笑えるんだけど、これをサンプリングして作った曲が、"Immune System"です。

Immune System : EPX studio
http://www.epxstudio.com/blog/2009/0310_immune-system.html

ちなみに、音源自体はiTunesStoreでも買えます。

よりソフトなネタとしては、地球環境「保護」を揶揄した"Saving the Planet"みたいなものもあったり。これも近年のエコ・ブームを前提として見るとかなり笑えます。

There is nothing wrong with the planet. The planet is fine. THE PEOPLE ARE FUCKED.

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