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フリーランスのWeb制作 : デザイン、HTML/CSSコーディング、CMS
EPXスタジオ www.epxstudio.com

コミティア88に参加します

漫画2009-04-30 18:50

The KEY TAKES Vol.2まだ普通に新刊のネーム中で全っ然メド立ってないけど、いつものことなので、先に告知だけ。M3と同じ5月5日、創作同人系即売会コミティア88にサークル参加します。スペースはま03b「B2B」ですので、ひとつ。

私のほうの新刊は、前回から始めた読み切りシリーズ『雑景提起』のVol.2です。どうなることやら、だれか教えてください。とりあえずはてダのほうに表紙ラフだけ上げてます。
あと相方の宮田くんが何かしらもってくるはずなので期待しましょう。っていうか、してます。これに関しては私も当日まで中身知らないので、完全に読者目線です。

コミティア公式のPush & Reviewに、前回のB2Bの本のレビューが3件掲載されていました。見本誌読書会で見つけていただいた方もいたみたいで、うれしいです。次の読書会(5月17日)は私も行くつもり。

ってことで、5日の夜に楽しくお酒飲むためにこれから頑張ります。

Presence Webサイト更新

活動2009-04-29 01:31

M3参加情報と新譜の情報が追加されました。よろしくお願いします。

Presence
http://gatearray-recordings.net/presence/

M3ですが、サークルPresenceとしては抽選に漏れてしまったので、アツシくんのLINEARのブースへ委託となりました。5月5日、蒲田の大田区産業プラザPiOです。
コミティアが有明で同日開催のため、私は行けませんが、ことによると打ち上げで合流できるかも?M3自体は、昨今の同人音楽のバブリーな盛り上がりもある一方、インディーズっていうかインディペンデント系でコツコツやってるサークルさんがいっぱい居て、普通に見て回っても楽しいです。興味のある方は、一度は行ってみる価値ありです。

新譜"Presence 007"について。ジャケは今回、リクエストもあって(また)おっさんを描きました。あんまり威圧的なのも、逆にしょぼくれた感じなのもアレなので、ニュートラルにオシャレなおっさんというイメージで。

トラックのほうは、私もまだ全部聴いてないんだけど、いつもの4人のテクノな感じです。フミアキさんのは、もう一部ではおなじみのキラートラック"shootingstar"の未発表インストバージョンってことで、ハードテクノDJはマストです。自分のは先日書いた"Lunar Rail"。

で、M3が終わったら、パーティーが6月14日にあります。こちらもよろしくです。

テクノミしてきた

日記2009-04-27 17:33

Presenceの仕事に区切りが付いたので、コミティア作業を進めてます。早め早めにって言ってたのに、結局いつもと同じでラスト一週間で描いてるっつー。そんなもんです。

そんな中、昨日は秋葉原ヨドバシのザ・海峡で、テクノの話をしながら飲む「テクノミ」をやってきました。フミアキさんとエージさんと前からそんな話をしてて、とりあえず初回は集まれるメンバーで普通に楽しく飲んだっていうか。ココスに移動してからも、制作まわりを含めて有意義な話が聞けた。場所を変えつつコンスタントにやりたいすね、テクノミ。

DSiウェア「うごくメモ帳」がバージョンアップした。こまごまと機能強化されているみたい。Touch-DSの紹介ムービーが分かりやすかった。

Touch-DS.jp - うごくメモ帳 Version2
http://touch-ds.jp/dsi_shop/dsiw002/intro2.html

じっくり試す余裕はないながらも、ちょこっと触った感じでは妥当なアップデートに感じた。お絵かき画面左下のカエルを非表示にできるようになったのが、地味に嬉しい。あとレイヤーとなげなわツールが大きいかな。

うごメモはてなも、久しぶりに見たけど、だいぶいい感じになっていた。時間ができたら、またなんか作りたい!

Lunar Rail (Presence 007)

活動2009-04-24 15:13

Lunar Rail on Tracktion v1

来月5日の「M3」で出るテクノコンピレーション、"Presence"の新譜用のトラックを昨日納品した。先月のライブでやったみたいな130bpmのユルめの曲にするか、これまでのPresenceみたいなハードで音数多いのにするか迷って、結局後者にしました。シンセがキラキラしてるキレイ系ハードチューンです。あんま今まで作ったことないタイプかも。
MySpaceに試聴用デモをアップしました。

シンセパッドと、小物のSEは、SH-201のツマミとフェーダーをグリグリして作ってみた。やっぱ楽しい!クラッシュシンバル(風のノイズ)に重ねて、キラキラ~みたいなSEを作ってるときが一番楽しかった。ピコピコを中低音削ってピッチ上げると、キラキラって感じになるのね。こういうの、自分で作ってみないと分かんないもんだな。

最終的に28トラックくらいいってて、後半は少しきつかった。珍しく作業中にTracktion落ちたし。VSTかけすぎたMIDIトラックはオーディオに書き出したり、複数トラックをバインドしたりして、負荷を減らしつつ進めていたので、元を辿るともっと多い。音が多すぎて、最後は引き算でだいぶ間引いたってくらい。

タイトルは、初期の段階でさくっと決まった。「月面鉄道」というイメージが最初に浮かんで、そこから音を引っ張り出してきた感じ。前にも記事で書いたけど、自分の場合こういうケースってほとんどない。

このCDにしか収録されないので、ぜひM3でPresence7番、ゲットしてください。

Telekinesis

テクノ2009-04-21 14:43

Telekinesisジャケット画像この前CAGEに遊びに行ったとき、トリのSatoshi Imanoさんが自身のトラックをかけているのを、カワカミくんやキヨミヤさんに教えてもらいました。帰ってからJuno Downloadで検索したら、アルバムが出ているみたいだったので試聴→即購入。いやーこれはすごいです。月末の定例チェックアウトにはまだ早いけど、すぐ聴きたかったので速攻ダウンロード。

今野サトシさんは、町田をホームグラウンドに活動されているテクノDJ/アーティスト。以下でレビューする作品"Telekinesis"は、ポーランド6P-Recordsからリリースされた"Take It Back"、"Ice Box"の2曲を含む、9曲入りフルアルバムです。自身のレーベル、Letrec Recordsのファーストリリースとして2007年に発表されたもので、Juno Downloadでは2008年11月にリマスター版として取り扱いが始まったとのこと。Junoの他では、iTunes Storeなどでもダウンロード購入できるようです。

Satoshi Imano /Telekinesis [Letrec (LTRC-C001)]
  1. Soundtransit!
  2. Playing With Scissors
  3. Take It Back
  4. Laia Swinging Crowbar
  5. Salt & Pepper
  6. Ice Box
  7. Scattered
  8. Good Morning, Venus
  9. Epicurean
Satoshi Imano - Telekinesis at Juno Download
http://www.junodownload.com/products/1377027-02.htm

ってわけで、今年初めてのアルバム買い。ダウンロードなので、もちろんバラで買うこともできるわけだけど、これに関しては絶対にアルバム単位で買ったほうがいいです。通して聴いたときの全体の流れが最高!それこそ、ひとつのパーティーを「凝縮」したような構成になっています。

クラブのエントランスの扉の向こうで音が鳴ってる、みたいなフィルターがかかった1曲めのイントロに始まり、派手めのファンキーなトラックで中盤まで引っ張りつつ、ストレートなテクノで一旦〆てチルアウト、からの、アンコール。最後まで聴くと、また頭から聴きたくなる。音的にはポップな要素を多分に含みつつも、アンダーグラウンドなテクノパーティーのノリを完全に再現していて、かつ、それぞれ単曲でもDJで使えるという、なかなかない作品でした。
普通に、ここでもちょこちょこ書いてるSub Cultとか、最近好きで買ってるLuky R.D.U.、Ivan Devero、Omar Guevaraとか、あの周辺のスペイン勢の明るいファンキー系ハードテクノをチェックしている人ならマストって感じ。まったく遜色ないです。

ていうかやっぱ、1曲めの"Soundtransit!"からしてすごいですよ。分厚いシンセ、抜けのいいキック、上下するベースラインにがっつりコンプがかかっていて、密度が高い。後半からの、怒涛のフィルター展開と刻みかたも熱いです。

そこから2、3と声ネタのファンキーな跳ねてるトラックが続いて、"Laia Swinging Crowbar"は乾いたグルーヴィーなパーカッションがシンセと絡み合う曲。細かいブレイクも効いてます。このへんの序盤の何曲かは、Ignition Technicianとか好きな人にはたまんないかも。

続く"Salt & Pepper"では、少しテイストが変わってプログレッシブな雰囲気。トガったノコギリ波のベースと、ピコピコした矩形波のリードの対比が気持ちいい。そこに歯切れのいいピアノサンプルが重なってきて、ブレイクでスペイシーなパッドが弾けます。

"Ice Box"は、キャッチーなアルペジオでぐいぐい上げるキラートラック。シンセの質感としてはSpirit Catcherをハードにしたような感じで、ブレイクのあとにキーが下がるとことか最高!同系統ではカガくんの"Nova"とかに近い、アッパーなテクノです。フロア大爆発。

7、8はチル。これがまた良くて、きっと舞台の劇伴の仕事をされているからだと思うんですが、それぞれ曲名のイメージにハマっていて、かなりドラマチックに響きます。個人的に、シューティングゲームのエンディングのスタッフロールをイメージしてしまったのは、ジャケの印象からかなぁと。

9曲めの"Epicurean"は、ラストに相応しいアンセム!この曲はやばいですね。先日のCAGEでも本人がプレイされていて、超盛り上がってました。ディスコストリングスのサンプルを前面に出したファンキー系テクノ。中盤でサンプルをリバースしてから元に戻るまでのブレイクの展開がかなり熱いです。
これも、タイトルが曲のイメージまんまですね。フロアにいる人みんなエネルギー使い果たしてるんだけど、笑顔で踊ってるあの感じ。

以上、聴いても、そして(たぶん)使っても楽しい"Telekinesis"のレビューでした。昨日今日と、作業しながらずっと聴いてるなぁ。
更に、4月13日に出たばかりの新譜"Brilliant Breaks EP"も買ったけど、これはまた月末?くらいの記事で。

5月9日、6⇒ZEROに出演します

活動2009-04-20 14:02

まだオフィシャルページがプレ公開中ですが、当日まで日がないので告知です。

[60]6⇒ZERO・Good bye!! Akiba Space 6.0!![60]
http://www.dropouters.com/60/

年始の「96-クンロク-」や、その前の「ハチロク」でお馴染みの秋葉原のイベントスペース「6.0」が惜しくも閉店とのことで、ラストイベントに呼んで頂きました。
この場所、行った人は分かると思うけど、すごい貴重な"文化祭的"屋内レイヴ空間で、たぶん後々語り継がれるようなトコだと思います。イベント的にも、もし同人音楽とクラブカルチャーに距離を感じている人がいたら、カルチャーショックを受けるような内容になるんじゃないかな。

私は、INDUSTRIALのハードテクノセットと同じような感じのお祭りセットでいくつもりです。
ちなみに左二重矢印は⇒で出ますね。

BWV 1080

日記2009-04-20 00:49

BWV 1080朝、町田から帰ってきてシャワー浴びて就寝。昼過ぎに起きて、渋谷で旧知のゼミ仲間とお茶→飲み会してきた。

ゼミの7人中、こないだ1人結婚して、もうじき立て続けに2人入籍しそうみたいな話で、もうそういう時期なんだなーと。
あくまでも自分の印象だけど、「不況」みたいなありふれたトピックとシンクする形で、公的にも私的にも環境が激変する(同世代の)友人が多くなった。2、3年前の落ち着いた状況と比べると、特にそう感じる。30前後という、年齢的な要因もあるだろうけど。

渋谷ブックオフで、コープマンによる「フーガの技法(BWV 1080)」を見つけたので回収。この作品、グールドのオルガン版が好きでずっと聴いてたけど、チェンバロは初めて。
この前、YouTubeで「コントラプンクトゥス1」を題材にしたアニメを見つけて以来、急にいろいろ聴き比べたくなった。4声フーガの構造が分かりやすくて楽しい。ちょっと佐藤雅彦チック。

曲単位では「コントラプンクトゥス9」が好き。この繰り返しのかっこよさとグルーヴは異常!

CAGE 3rd Season

テクノ2009-04-19 08:03

CAGE先月のtektekに引き続き、西東京/神奈川テクノシーンの一翼を担うパーティー「CAGE」@町田AtoZに遊びに行ってきました。tektekとCAGEは、同じハコで、共に隔月開催のレギュラーパーティー。要するに、町田では毎月何かしらテクノが聞けるっていうわけ。スゴイ。

0時前から5時まで、ほぼフルに遊んだけど、楽しかった!この2つのパーティーがほんと好対照で、VJと照明を使い倒してひらすらハッピーなtektekに対して、CAGEはVJなし、照明もブラックライトのみで、真っ暗な中にイベントロゴが光るというコアな演出。音以前に、見せ方のなかにコンセプトが明確に表れていていいなと思った。

ゲストDJを積極的に招いているみたいなので、音は毎回微妙に変わるのかもしれないけど、今回はミニマルがメイン。最近のミニマルってやっぱ音色はテクノだけど、ノリは完全にハウスですね。ふわふわ~ゆらゆら~、ってあたりが一番気持ちいい。

オーガナイザーのYU KIYOMIYAさんは、ミニマルの流れを引き継いでじわじわ上げていくセット。そこからラストのSatoshi Imanoさんのファンキー系ハードテクノへの流れが超良かった。というかImanoさんのセット、私が買ってるのにすごい近くて、最後のほうでMelchior Sultana来たときはびっくりした。"Stay Away"かけるの自分だけかと思ってたので、フロアで聴けて超テンション上がった。

夜半過ぎ、unaくんが車でちょこっと遊びに来て、そのまま渋谷OATHのパーティーに向かった。相変わらずフットワーク軽いなぁー。

今回、スピーカーの中高域がちょっと大きすぎるときがあって、それだけが引っかかってしまいました。ブレイクとか痛い痛い、っていう。あの音質ならそんなに音量出さなくても結構気持ちいいと思うんだけど、どうでしょう?

ともあれ、今回でパーティー3周年とのこと。6周年のtektekともども、今後はちょくちょく遊びに行って、少しでも町田テクノが盛り上がるといいなーと思います。

CAGE - underground techno event -
http://www010.upp.so-net.ne.jp/cage/

「町田でテクノで踊りたい」っていうmixiコミュニティもあります。近郊のかたはぜひ遊びましょう。

[mixi] 町田でテクノで踊りたい
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2052826

みんないろいろ大変

日記2009-04-18 14:46

昨日は、twitter発の突発OB飲み@渋谷。前々から予定を繰り合わせてってなると大変で、逆に、勢いで集まってしまったほうがいいのかもね。1年以上ぶりの再会だったけど、あー今そんなことになってますか、っていう、なんというか。うーん。

おとといフミアキさんに借りた矢上裕『打撃女医サオリ』全2巻、読んだ。『ヒッカツ!』のアナザーストーリー的な扱い。「叩いて直す」ってのは、絵的にも派手だし、オチも作りやすそうだし、矢上さんが描くモチーフとしてすごいしっくりくる。特に2巻のライオンの話が超おもしろかった。

この人も、雑誌に恵まれないなぁ。早くマンガ雑誌なんか全部潰れちゃって、作品単位で評価される時代が来ればいいのに。単行本しか買わない私にとっては、マンガ雑誌は、「毎月16小節ずつ発表される音楽」と同じくらい不自然なフォーマットに見える。

それはともかく、5月11日のモモ王新装版が楽しみ。

コミックナタリー - ながい新作タイトル決定&これがモテモテ王国新表紙
http://natalie.mu/comic/news/show/id/15495

天野くんボロ泣き伝説

日記2009-04-17 15:55

昨日、ナイナイのANNを聞いてたら、昔LFでキャイ~ン天野がやってた「MEGAうま!ラジオバーガー!!」の最終回がオンエアされて、びっくりした。あの放送、14年ぶりに聞いた。ラジオで、あんな喋れなくなるくらい人がボロ泣きするの初めてだったから、よく覚えてるなぁ。
リアル中2のときに聞き始めた「Oh!デカ」が終わって、半年間これ聞いて、95年の10月から「馬鹿力」が始まったんだ。そうそう。

昨日は、昼間は妹の運転で警察まで更新免許(原付)受け取り行ったりして、夜は夜でフミアキさんに召喚してもらって、近所でお茶。合間合間に作業を進めている感じ。

そんな中、案の定アーカイブスのFF7にハマってしまい、じきクリア目前というところまで来てしまった。実機で何年か前に再挑戦したときは、尺の半分くらいで投げ出していたので、後半の話をなぞったのは実に十数年ぶり。あまりにも忘れていて、クラウドの過去とかみたいなストーリー展開に普通に驚いたりしている。

週末は、町田AtoZのCAGEに遊びに行こうかなと思ってます。日曜は古代史ゼミの集まり。

ロスト・テクノロジー

日記2009-04-15 14:28

引き続き、暇を見ては押し入れを総ざらいしつつの掃除をしている。今回また新たに色々発掘した。

MINI POPS JUNIORこれは、KORGが「京王技術研究所」時代に作っていたアナログ・リズムマシン!計10種類のリズムパターンを延々再生するだけの機械で、あのドンカマチックの廉価版という位置づけでいいのかな。流しのアコーディオン奏者だった祖父が使っていたもの。まだ普通に音出ます。

何年か前に、祖母の家で捨てられそうになっているのを譲り受けて、そのままうちの押し入れに直行していた。捨てるには忍びないけど、使い道があるわけでなし。完動するうちにサンプリングしておこうかな?

YAMAHA DD-3こっちは、中学生の頃だかにねだって買ってもらったヤマハのデジタルパーカッション。93年くらいか、もっと古いかも。そうか、今まで初めての楽器はSC-55って言ってたけど、よく考えたらローランドよりもヤマハっ子だったんだ。
小学生のとき、学校の演奏会でボンゴ叩いてからパーカッションにすごい興味を持って、ドラムのスティックだけ買ってもらったりしてたのが、中学まで尾を引いてたんだと思う。っていうか、今もか。うわー、今もなのか。

ちなみにこれもまだバッチリ音出ます。物持ちいいなぁ。
いずれ、このへんの古電子楽器を集めて音出ししてみる会とか、やってみたい。

Webで長文をどう読ませるか

Web2009-04-14 14:15

ちょっと興味のあるトピックだったので、メモ。

どうしてブラウザで長文が読めないのか - コトリコ
http://d.hatena.ne.jp/kotorikotoriko/20090412/1239484583
長文をWEBに載せるなら、ページを分割して見出しを明確にしよう。 - てきとーに、てきとーに。
http://d.hatena.ne.jp/take-it/20090413/p1

要するに、UIとしてのスクロール/スクロールバーにはまだ不十分な点があるよねってことと、それなら適切にページを分割すればいいんじゃないの、という話。

前者については、言われてみれば確かにその通りで、プレーンなテキストをただスクロールしていくっていうのは、実は意識すると結構しんどい。個人的には、Home/EndとPage Up/Downキーを併用するとかなり楽になると思うんだけど、世の中的には(うちの親あたりを見ていると)、マウスでのみブラウザを操作するという人が多いような気がする。

後者については、「見出しを明確にしよう」はもっともだけれど、縦サイズとか文字数区切りでのページ分割には、慎重になったほうがいいんじゃないかなと思った。(静的な)Webサイトにおける「ページ」って、本のページとは違って、「ファイル」と同義だから、基本的には単体の文書として完結していてほしい。今どきのニュースサイトなんかを見ていると、PV稼ぎ?か分からないけど、意味的でない箇所で無闇にページを分けているケースが気になるので、余計にそう思うのかも。

ただ、私は、小さいころから画面を埋め尽くしている文字を読むのが好きなほうで、一般的な感覚とはだいぶズレてるなという自覚があるので、いざ作るとなると、その都度まわりの人の意見を聞かないと作れる自信がない。

以前作った「リレーションズ」のインタビュー記事もけっこうな長文で、正直セクションごとにページ分割したほうがいいのかな、とも思った。実際、デモ段階でレビューしてもらったunaくんには、読みやすさの点でいろいろアドバイスを受けたし、それを受けていくつかの箇所では現行デザインに反映させている。
でも結局、この時はページネーションは設けなかった。

そもそも、「文書を読みやすく表示する」というのは、それぞれのユーザーエージェントの仕事であって、見出しと本文の適切なマークアップ以上のことを、ページ(ファイル)作成者に期待するのはおかしい。閲覧環境は千差万別で、どの文字数でページ分割するのが適切かというのは一概には言えないし、将来的にどう変わっていくかもまだ分からないし。

なので、ページネーションにしろ、それ以外の解決策にしろ、「長文を読ませる手段」はブラウザ側で実装するのが理想だと思う。それこそ、ユーザースクリプトでは既にありそうだけど。例えば、音声ブラウザの見出しスキップ(キーボードでhx要素をスキップしていく機能)とか、長文の全体像を把握するのにはいいなと思うんだけど、どうなのかな。

ただ、現実的には、ある程度はページ作成者側でも対応できる部分はしなきゃいけない。事実として、長い文章が読みにくいという人がいる以上、工夫したいなとは思っている。前述のインタビュー記事を組んだときは、下記の対応をとりました。

まず、これが指摘を受けて修正した箇所なんだけど、見出しと本文のレイアウトを見やすくした。基本だよね。でもこれ、自分で作ってると意外に気付かない点が多くて、誰かにレビューしてもらうと、へー、っていう部分がポロポロ出てくる。
スクロールの問題点として指摘されている「テキスト総量が把握しにくい」という点に対しては、ページ内ナビゲーションを兼ねた目次を設置してます。この、ナビゲーションと本文の混在のしかたもいろいろと課題含みのような気がするけど、現時点ではアリという判断。

いずれにしても、長すぎるからと安易にページを分割するのは、ちょっと違うと思う。スクロールと、新規ページ読み込みと、どっちが時間的コストが高いかというと、多くの場合でまだ後者なんじゃないかなぁ。
で、その上で、もし分割するのであれば、link要素で前後の文書との関係性を明確にするとか、最低限の対応はしないといけないような気がします。

(この記事を最後まで読んだ方、お疲れさまでした。)

PULSE@COLORS STUDIO

テクノ2009-04-13 14:45

PULSE11日の話。スペインからChristian Wünschが初来日ってことで、行ってきました。
Christian Wünschっていえば、もうずいぶん長いことやってるなって印象で、discogsによれば、自身のTsunami以外ではSheepとかTheoryとか…わりと地味な職人的イメージ。Audiodromeからも出してたのかぁ。初期Leandro GamezとかDaniel Erbeとか出してる超好きなレーベルで、たぶん5番も持ってるけどあんま覚えてない。Tsunamiでは去年の暮れに1曲買いました

表参道でasagaoカワカミさんと待ち合わせてカラーズへ。中でレッキン今川さんとANのオーナー、田口さんとお会いしました。先週のINDUSTRIALに引き続き、貴重なハードミニマル~インダストリアル系メインのパーティーってことでは、フミアキさんが来れなくなってしまったのが残念でした。

0時過ぎ、山形のインダストリアル・デュオPERSISTENCEのライブ。ココでも以前、"the next game"のリミキサーとして、またインダストリアルテクノの記事のなかでもちょこっと言及したりしているユニットです。
それぞれのノートでシンクしたAbletonを走らせるという、ちょっと見ないスタイルのセットで、パフォーマンス的にも面白かったんですが、音がめちゃくちゃ硬派で最高でした。

ライブのあと、PERSISTENCEのsagaeさん、katagiriさんに色々話を聞けました。曲作りのプロセスの話が超おもしろくて、山に不法投棄されている廃材を金属バットでガンガン叩いて、それをサンプリングしてるんだって。手法だけでいえば、エクスペリメンタルなノイズバンドとかならよくあるのかもしれないけど、それがあのカッチリした4つ打ちテクノに集約されるというのは聞いたことない。純粋に音ネタとして、シンセのリズムマシンと同列に扱われているというか。「テクノ作るかぁ」って言って、金属バット持って山に入っていく2人組ってすごくないですか。山形、いずれ行かないと。

PERSISTENCE
http://persistence.seesaa.net/

続くJin Hiyamaさんは、Goさんと対照的にアナログでのDJだったのが印象深かった。でも音的にはそんなに離れてなくて、やっぱり昔気質のテクノが多かったかな。最後のほうでDrumcode 10番とか。

2時台からいよいよChristian Wünsch。良かった!この人のおもしろいのは、どんなにダークでソリッドな音でも、ほとんどの場合シンセが主役なところ。それによって、今の音作りで90年代テクノ(それこそSteve StollのProperとかああいう系)のテイストが生きている感じがする。
あまりちゃんと曲を覚えていないなかでも、すごく耳に残っているのがTsunami 15番(beatport)の"Yopo"。VJのスクリーンも完全に落として、ストロボだけが光る真っ暗なフロアに、濃霧のごとくスモークが充満する中(最前列にいるのにChristianのシルエットしか見えない)、延々とこんな音ですよ。完全にテクノ酔いした。ごちそうさまでした。

それでいて、ラストのBruce Mennel、なんなのあれ!すごすぎる。今どき、アナログ3デッキ+パイオニアのEFXを鬼のように使い倒した地獄ハードミニマルで、腰が抜けそうになった。えっ、ここでDrumcode 16からBeyer+CarolaのFusion Frameですか。今2009年ですよ?っていう。10年近く前に初めて行ったReboot@マニアックのQ'Heyさんを彷彿とさせる、ハードミニマルのお手本のようなプレイで、ほんと感動した。

聞けば、彼がこのパーティーのオーガナイザーで4年前から東京在住だと知って、2度驚いた。そっかー、まだアナログでここまでやるDJが東京にいるんだ。フランス人だけど。ラスト・サムライですよ。というか私が知らなさすぎた。
とりあえず、主宰しているKonspiracy Recordsと、公開されているミックスは要チェックですね。この人が、東京にMuleroとかWünschを招いた功績は大きすぎる。

Konspiracy Records
http://www.konspiracy.jp/

って感じで5時までフルに遊んで帰宅。いいパーティーでした。

ゲームアーカイブス:FF7

ゲーム2009-04-10 23:15

FF7 on PS Game Archives突然の発表だったのでびっくり。PSP/PS3のPlayStation Storeでダウンロード購入できる「ゲームアーカイブス」の新着タイトルとして、FF7(インターナショナル版)が登場した。確かに、ゼノギアスとかサガフロは既に出ていたし、先日WiiのバーチャルコンソールでFF1が5月に配信なんてニュースもあったので、出てもおかしい話ではなかったけど、今日いきなり開始ですか。速攻で購入&ダウンロードした。

容量が1.7GB以上あるので、4GBのメモステだと直接ダウンロードはきつい(一時的にソフトの倍の容量を要求されるため)。仕方なくMedia Manager for PSP 3.0を久しぶりに立ち上げて、PCから購入後、ダウンロード。混み合っているのか、1度目のDL中にエラーでコケたものの、2度目で成功。

これまでアーカイブスの標準価格が一律600円だったことを考えると、1タイトルで1500円ってのは、それでも少し躊躇した。まして今、手元にPS/PS2本体もソフトもあるし。でも、もうテレビの前に何十時間も座って昔のゲームやるとかって、ちょっと考えられないしなぁ。ロードの高速化も期待できるし、ディスク4枚組のFF7で1500円くらいなら、個人的にはアリ。7から10は全部クリアしたし、けっこう好きですよ(9が一番好き)。

変なリメイクよりか、オリジナルをそのまま遊べるのであればその方がいい。そういう意味では、ほんとにいい時代になった。"The Bells"がBeatportで出る時代だもんね。

INDUSTRIAL:プレイリストと録音(ハードテクノセット)

活動2009-04-09 23:13

後半プレイしたハードテクノセットのプレイリストです。こちらは録音も上げました。

Live@INDUSTRIAL 090404 (Hard Techno Set)
  1. (00:00) Mark EG /Process [High Octane]
  2. (00:27) A. Paul /Math (Horacio Cruz Remix) [Naked Lunch]
  3. (03:18) Luky R.D.U. /Alarma [Techno Artillery]
  4. (06:58) The Advent /Rock Bottom [Kombination Research]
  5. (09:54) Luky R.D.U. /Techno Therapy [Techno Artillery]
  6. (12:11) Dito Masats /Surfers [Moop Up]
  7. (15:37) Gabriel Miller /Sex Machine (Vortechtral Remix) [Techment]
  8. (19:03) Vortechtral /Beanstalking [Sub Cult]
  9. (22:15) Bas Mooy & Vincent de Wit /The Hours (Mike Humphries Remix) [Arms]
  10. (24:30) A. Reyes /Genetiko [Code]
  11. (28:06) Ryuji Takeuchi & DJ Mika /Obsession [Armatura]
  12. (31:25) Wetworks /Father [Armatura Clandestine]
  13. (33:57) Riino /Back 2 The Old Spirit [Armatura]
  14. (38:09) Fumiaki Kobayashi /Shootingstar [gatearray]
  15. (41:00) O.B.I. /Dreams [Combat Skill]
  16. (46:00) O.B.I. /Life Suxx [Hardsignal]

曲数は少ないけど、やりきった感。ファンキーで走ってるのから、Vortechtralみたいな暗くてまがまがしいやつ、9~10みたいなクラシックスタイルのハードミニマル、ラストの遅めのシュランツというかハードテクノまで、50分強にいろいろ詰め込んでます。
フミアキさんの14を除いて、Juno DownloadかBeatportで買えます。最後の16は自分でアナログから取り込んだものだけど、データでも売ってたはず。

音源は、部分的にレベル補正したあとコンプかけて192kで再エンコしました。

R-9 - Live@INDUSTRIAL 090404
http://www.epxstudio.com/music/mp3/R-9_-_Live@INDUSTRIAL_090404.mp3

INDUSTRIAL:プレイリスト(インダストリアルセット)

活動2009-04-09 22:58

茶箱さんで録音してもらった音源を受け取ったので、プレイリストを起こしました。
まずは、イントロでやったインタストリアルセットのほうから。

Live@INDUSTRIAL 090404 (Industrial Set)
  1. Olga+Jozef /9 (HU Remix) [Olga+Jozef]
  2. Radial /Nut Control [Planet Rhythm]
  3. HU /Pec [Backstage]
  4. Radial /Fat Van Dale [Planet Rhythm]
  5. Loktibrada /Signal3 [Olga+Jozef]
  6. Neil Landstrumm & Tobias Schmidt /Systemshocker [Feinwerk]
  7. Jeroen Liebregts /Replace Or Rename [Arms]
  8. Radial & Boss /We Don't Know Either [Dole-Gate]
  9. Loktibrada & Takaaki Itoh /Klisna z Hodonina [Palicavonzvreca]
  10. Olga+Jozef /Karamel [Palicavonzvreca]
  11. R-9 /Nocturnal [R3LAYTIONS]
  12. Museum /Give These People Air [Numb]
  13. Anton Pieete /Deep Sea [Palicavonzvreca]
  14. Luke Slater /She Showed Me Heaven (Radial Remix) [Planet Rhythm]
  15. Radial /A Child Can Do The Laundry [Planet Rhythm]
  16. Anton Pieete /All Hands On The Deck [Arms]
  17. Armando /Land Of Confusion [Trax]
  18. Fiend & Friend /At The Grooveyard [Dinner]
  19. R-9 /Keyhole [EPX studio]
  20. R-9 /Immune System [EPX studio]

Radial周辺をメインに、上げすぎないようにディープめのトラックをかけました。
選曲がらみで上手くいかなかった箇所がぽろぽろあるので、今回は音源の公開はやめときます。近いうちにリベンジしたい!

インダストリアルテクノでは、同日プレイしたフミアキさんとREC-ing Crewさんのリストが素晴らしいので、チェックしてみてください。

gatearray recordings blog - INDUSTRIALありがとうございました。
http://gatearray-recordings.net/blog/archives/384
[mixi] REC-ing Crewさん | 2009.4.4「INDUSTRIAL」のプレイリスト的なモノ
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1132679500&owner_id=8689969

DSiウェア:DSi時計ファミコンマリオタイプ

ゲーム2009-04-07 13:29

そういやINDUSTRIAL合わせで導入したものがもういっこあった。

ニンテンドーDSi時計
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/clock/index.html

画面イメージはGame Watchの記事のほうが詳しいです。ふつーにシンプルな時計。
DJ中に常時時計を置いときたくて、でもDS/DSiのデフォルトの時計ってアナログ表示でちっちゃいし見にくいので、200円ならいいかなぁと。結論から言って、すごく役に立った。上出来!

一番気になっていたのはバッテリーの持ちで、ただでさえDS Liteより電池の容量で劣るDSiで大丈夫かってことだったんだけど、6時間点けっぱでインジケータが1減っただけだった。下画面だけスリープになったりして、内部で上手いこと節約している感じ。

遊び要素も少しだけあって、ジャンプでコイン集めたりBダッシュしたりできる。あと、時報代わりにイベントが起きたりとか、ちょこちょこ小ネタがあるっぽい。動作中は、何も触らなければ基本的には無音で、毎時の時報とアラームのときだけ音が出るみたい。
暗いところで映える置き時計を探している方は、こんなのもアリなんじゃないかと思います。

近い予定とBPM計測と

日記2009-04-07 00:33

INDUSTRIALが終わって、今月の残りは制作中心になる予定。

5月5日のコミティアは、ま03b「B2B」で参加です。年に一度の拡大開催で、次の8月は抽選になるかもしれないので、頑張ります。何描こうかな。同日開催のM3-2009春では、委託でPresenceの新譜が出る予定です。こちらも例によってジャケ絵とトラックを作ります。
また、5月は既に告知しているADRENALINEのほか、1件DJが入るかも。

全然関係ないけど今回、選曲の下準備をするにあたって地味に便利だったソフトを紹介。MixMeisterの"BPM Analyzer"です。

MixMeister Free Stuff :: BPM Analyzer
http://www.mixmeister.com/bpmanalyzer/bpmanalyzer.asp

mp3をまとめて選択してD&Dで放り込むと、勝手にBPMを計測してくれる。ちゃんと検証したわけじゃないけど、印象では、同じくフリーウェアのBeatport Syncよりも精度が高い。よっぽど変拍子でない限りは、ノンビートのイントロが長くても、ブレイクビーツっぽいのでも、大体いける感じ。
ミックスしてみたら意外と速かった/遅かった、みたいなことは結構ありがちなので、CD焼く時にちょこちょこBPMメモっておくと、選曲するときの目安になる。

ただ、mp3のID3タグの「BPM」の項目を自動的に上書きする仕様になっているので、元ファイル更新されるのが嫌な人はバックアップとったりしたほうがいいかも。WinampなんかだとID3v2のタブに表示されますね。

ID3タグっていえば、Beatportリニューアルの売りのひとつになっていた(はずの)、ジャケのアートワークの埋め込みがぼちぼち進んでいるみたい。全部じゃないけど、最近リリースされたものなんかはID3v2のAttached Picture情報としてjpg/pngが埋め込まれているので、iTunesにインポートしてもふつーに表示される。便利便利。

今日は、土曜にunaくんにもらった漫画、ゴツボ☆マサルの『ファンタスティカ』を読んだ。面白かった!犬神くんもそうだけど、全体的なラフさと関西ノリが好きだ。サービス過剰すぎるのか、ネタのコテコテ具合がスピード感を削いでるところはもったいないなーと思いつつ(アクション上手いのにね)、ああいうネームは憧れる。個人的には『ライオン丸G』は今ひとつだったけど、これは良かったなぁ。

INDUSTRIAL:ダイジェスト@YouTube

活動2009-04-06 15:55

今回は、始めから記録系(写真、動画)をヘビーに残すつもりはなかったので、オマケ的な内容ではありますが、3分くらいのダイジェスト動画をYouTubeにアップしました。
にしても、長さにバラつきがありすぎるのが心残り!

INDUSTRIAL:ありがとうございました

活動2009-04-05 16:35

BEWARE

INDUSTRIAL、無事終わりました。土曜の夕方から、硬いダークなテクノだけで6時間という無謀とも思えるパーティーでしたが、結果としては、当初の見込みを上回る30名以上のお客さんに遊びに来ていただきました!楽しんでもらえたようで良かったです。出演者の方々、茶箱のエージさん、お疲れさまでした。

簡単に全体の感想など。

イントロでは、Olga+Jozef 9番(beatport)のHU Remixに始まり、Anton Pieeteの"Deep Sea"やLuke SlaterのRadialリミックスなどなど、ディープで重いインダストリアルトラックを中心にプレイしました。bpmは130くらい。自分の曲も3曲かけました。

REC-ing Crewさんは渋カッコよかったですね!音数の少ないものや、アナログ全盛期の往年の名曲をも飲み込んだ懐の広いプレイは、リソースを問わないというPCDJの醍醐味を見せつけられた感じです。以前遊びに行った浅草でのLogical Conflictでは、トリということもあってか速くてハードな印象だったんですが、今回は計算された流れのなかで、徐々に上げていたというイメージですね。

続くasagaoaudioカワカミさんのライブ、聴きました?すごくなかったですか??今あんな音作れる人が都心に何人いるかっていう話ですよ。みんなもっとブッキングしたほうがいいよ、ほんと!友人や、茶箱界隈で聴いて欲しかった方々にも、あの音を紹介できて良かったです。"the next game"も"ring and portrait"も、後半のいいー所でかかったので、気になった人はデビュー盤買ってみてください(このレビュー書いたときは、こんなに早く共演できるとは思ってなかった)。

フミアキさんはこの流れを受けて、ハードめのインダストリアルと昔ながらのハードミニマルを絶妙に交差させた、硬質なミックスを披露してくれました。今回、唯一タンテを使い、なおかつ最近導入されたNocturnでのエフェクト使いでフィジカルに魅せるスタイルは、とかく動きが少ないと思われがちなPCDJに一石を投じるもの!またフミアキさんには、Presenceからの流れで途中キャッシャーなども引き受けていただいて、感謝です。間もなく公式でもアナウンス出ますが、Presenceも5月のM3、6月のパーティーと続きますのでよろしくです。

私のハードテクノセットは、138bpmで受けて、60分で148まで上げていくだけの簡単なお仕事。選曲は全然固めていなかったんだけど、Luky R.D.U.の"Alarma"とかどーしてもかけたい曲が何曲かあって、そのチェックポイントを通過するたびに自分で上がっていって、途中からワケわかんなくなりました。超楽しかったです。後半、けっこうモノトーンで激しいだけの曲が続いて、流れを変えようか迷ったけど、ストックにフミアキさんの"Shootingstar"があって助かりました。

ラストはそのまま加速してSATOSHI HONJOさんのシュランツエリアに突入!燃え尽きました。先日ハンガリーから出たEPはもとより、自作トラックをふんだんに取り入れたセットで("JINGI"最高!)、エージさんに途中から始めてもらったUstreamによる中継でも大好評だったみたいです。ADRENALINE経由のお客さんにもたくさん来ていただきまして、理想的な形で締めくくることができました。ありがとうございました!

パーティーとして、全体の流れはどうでしたか。「ハード&ダーク」を共通項として、実際に130bpmのインダストリアルから、ハードミニマル、ハードテクノ、150オーバーのシュランツへと、途切れずシームレスに繋がったというのは(確信的とはいえ)、改めて大きな収穫でした。また、これについていけるお客さんがあんなに居たのも、驚きとともにめちゃくちゃ嬉しかったです。

今回は単発のパーティーでしたが、機会があれば、ぜひぜひ同様のコンセプトでやってみたいですね!レギュラー化はなかなか大変とは思いつつ、今回をきっかけに生まれたネットワークが続いていけば、何かしら次の動きがあるんじゃないかなと思います。

動画や写真などなど、追々まとめていくつもりです。まずはありがとうございました!

INDUSTRIAL:明日開催!

活動2009-04-03 16:53

数日前から、個別記事の上のところにバナー貼ってますが、「INDUSTRIAL」っつーテクノパーティーを明日、早稲田で行います。
これまでに書いた関連記事をまとめました。

1ヶ月という決して長くない準備期間でありながら、関係各位の快いご協力で開催に漕ぎつけた感じです。「インダストリアルテクノ」を中心とした最近の(ミニマルじゃない)テクノを幅広く俯瞰できて、なおかつ、今まで茶箱で聴けなかったDJ・アーティストのプレイを体験できるというのが、今回の大きな特徴!ディスカウントなしで1,500円と、比較的安いところもウリです。ここだけの話、ほんと身を削ってやってます。

公式サイトこそハードコアで暗ーいイメージだけど、音的にはむしろ広いですよ。ハードテクノといっても、bpmとしては120台後半から160オーバーまで、徐々に上がっていくような流れになるんじゃないかなぁ。

では、改めて出演者のみなさんを、それぞれの最新情報を交えて簡単にご紹介します。

REC-ing Crewさんは、浅草Stellaでのレギュラー"Logical Conflict"からの参戦です。インダストリアルをメインに、意外な選曲を挟みつつの卓越したAbletonプレイをお楽しみください。次回"Logical Conflict"を18日に控えて、初出演の茶箱でガンガンPRして頂きます!

ライブのasagaoaudioさんも、茶箱初登場。今後のインダストリアルに注目するなら、"the next game EP"はぜひ押さえてください。先日発表されたこの盤からのリミックスEP、Go Hiyama、Christian Wunsch、Bas Mooy、Brad Leeなどなど、リミキサー陣がすごいことで既に話題になってます。このライブ、鉄板です。

Fumiaki Kobayashiことフミアキさんは、Presenceなどでもお馴染みの方も多いと思います。かなり前からインダストリアル界隈に注目されていて、Traktor Scratchを使ったセットでは、これらの暗黒硬質サウンドを積極的に組み込んできたことで知られています。今回は特別にPresenceという文脈を離れて、パーティーコンセプトに特化した音を聴かせてくれるはず!

工場テクノサウンドの最後は、シュランツリーダーSATOSHI HONJO aka SatoSatoさんに、焼け野原にしてもらいましょう。先日、ブルガリアのDarkness Fallsから4曲入りフリーEP"DRAGON STRIKE"がリリースされるなど、ますます勢いを増すオリジナル・ハード・サウンド!次回5月末のADRENALINEまであと2ヶ月弱あるので、シュランツ分補給はぜひぜひINDUSTRIALで。

R-9は、イントロのインダストリアルセット・後半のハードテクノセットと、2回に分けてプレイします。前者では、過去数年間の代表的なインダストリアルトラックを中心に、後者では、ファンキーでパーカッシブなスペイン系ハードテクノで150bpm付近まで上げるつもりです。
余談ですが、翌5日は29回目の誕生日ってことで、さりげなく祝ってくれると嬉しいです。乾杯しましょー。

「茶箱」は、東西線早稲田駅すぐの地下1階です。Googleマップでいうとこういうとこ。初めての方、面識ない方とも、いい音聴いてテクノの話したいです。

ってことで、明日はよろしくお願いします!

2009.4.4「EPX studio presents: INDUSTRIAL & Hard Techno New Waves」@茶箱(早稲田)
http://www.epxstudio.com/industrial/

掃除にまつわるあれこれ

日記2009-04-02 21:59

いいかげん、必要に迫られて掃除を始めた。他の部屋まで侵食しているマンガとゲームとレコードの山をどうにか収容するため、押し入れをひっくり返してざくざく捨てる。ほぼ魔境と化した、かなーり奥のほうまで手を入れた結果、2、3日かかってようやくメドが立ってきたところ。

いろいろ発掘したので、覚え書き程度に。

Novels

ゆるいラノベコレクション。中学時代はがっつりクリスタニアにハマってたので、だいたいコンプしてます。このへんの話題は、去年の記事「私とラノベ(の思い出)」で。ドラクエ5のゲームブックもあったり。ゲームブック懐かしいなー。天地創造のやつは、本文イラストが好きだったな(表紙は藤原カムイ)。

DC,SFC&64

DCとスーファミと64のゲームあれこれ。わりと全部思い入れがあるものばっかりで、もう遊ばないとしても、なんだか手放せない。地味に背景に見切れているやつで面白いのが「クイズ・アベニュー」で、シャープの文豪MINI5っていうワープロ用のゲーム。ドラゴンハーフ全盛期の見田竜介がイラスト描いてて、新しいもの好きの祖父から本体と一式譲り受けたもの。

PS

PS。このへんはゲームアーカイブスでもぼちぼち出てるし、さすがに封印してもいいかな。ゼノギアスもサガフロも玉繭もI.Qも、オリジナルがPSPで遊べるっていう素晴らしい時代になった。

ミニ四駆

ミニ四駆とかまだ持ってる。流行ったのは小学生のときだけど、その頃は外国に住んでたのであんまり追えてなくて、中学の時になぜかまた仲間うちでブームが起きた。が、その時も私はほとんどマシンの改造には凝ってなくて、むしろ前述のワープロでミニ四駆大会の会報を作るのにハマっていた。この会報が何号も出てて、別の場所にファイリングしてある。いま好き好んでやってることも、ほとんど変わってないなぁ。

Daiso's 100yen Fabric Cases

で、これらを捨てたかっていうとそうじゃなくて、まとめてまた押し入れに逆戻りっていう。ダイソーの不織布ケースがけっこう便利。文庫本、コミック、コミック大判、CDなどなど、用途別に細かく分類できる。
MC-303も、出しておいてもホコリをかぶるだけなので、封印することにした。

結局、捨てたのは、学生時代の教科書・ノート、作りかけで投げ出した中途半端なプラモ、電子工作キット、95~99年くらいのファミ通100冊弱と、大学のころ購読してたF1速報ひと山、などなど。逆になんで今まで捨てなかったのかが分からないようなものが、かなりあった。

そして、すっきりしたので別の部屋の押し入れを開けてみたら、今度は、PC-9821とSC-55が一式出てきた!この掃除、終わるのか。

Beatportで買ったものメモ

テクノ2009-04-01 23:45

4月になっちゃったけど、先月カートに入れた分のチェックアウト。3月はJunoもあわせて14曲購入と、ちょっと控えめ…。なにかと物入りなので節約してます。7曲でUS$12.43。

O.B.I. /Dreams [Combat Skill]
15番。うおー、来た!O.B.I.。というかシュランツはDJで使う機会がないので、この人とか良い曲でもなかなか手が出ないんだけど、151bpmくらいならちょっと落とせばハードテクノでも全然いける。いつもの骨太轟音ビートに、トランシーなシンセリフが重なってくる。なぜか、シューティングゲームの曲のような男の子的熱さを感じた。こんな曲は絶対買ってしまう。
Paul Mac & Ben Sims /Mantek [Newrhythmic]
8番。スペインのJotonのレーベル。往年の2人から面白い曲が出てきた!トライバルの現代的解釈というか、インダストリアル風。抑制の効いたパーカッションの奥でシンセノイズが飛び交っている、変則キックのトラック。これは渋いなぁー。この8番はPacou先生のデトロイト風ミニマルも入ってて、やけに豪華。ますます面白い展開になってきた。
Cut Fire Wood /Scorbo (Zetacode Remix) [Prozak]
33番。オリジナルの詳細不明。ワルそうなシンセベースがいきなり入ってくるブレイクがかっこいい。Zetacode初めて買ったけど、キックよりもベースを重めにしたトランス風のミックスが独特。ハードテクノ畑ではちょっと変な立ち位置で面白い。
Riino /Back 2 The Old Spirit [Armatura Bonus]
Beatport参入のタイミングで出た、レーベル過去作を集めたコンピの1番。曲名まんまの一直線のハードテクノに、いろんなフラストレーションがこめられている感じで熱い。あまりに突き抜けてて、初めて聴いたときは笑った。Riinoは自作曲ミックスも良かったし、beatboostのインタビューでも超いいこと言ってるので、(音的には微妙にハードコアすぎるときもあるけど)おすすめフランス人アーティスト。
Omar Guevara /Cosmonautas [Triple Red]
7番、08年。この人試聴で知って初めて買った。スペインの層の厚さは想像以上かもしれない。基本パーカッシブなハードテクノで、ブレイクでスペイシーなキレイ系パッドが揺れるものの、展開はあっさりめ。
Omar Guevara /Escala En Bogota [Triple Red]
同じリリースからもう1曲。ファンキーハードテクノ。プログレっぽいシンセのアルペジオもやっぱりブレイクだけで、ベースラインも上モノもなく堅実。すごく良くできてる。BeatportでもJunoでも今買えるのはこのEPだけで、あとはTrackitdownに何曲かあるみたい。今後に注目したい。
A. Reyes /Genetiko [Code]
3年で4枚というものすごいスローペースで出しているマドリッドのCode Recordsの1番。06年。Hardgroove風声ネタトライバルハードミニマル。曲調は昔懐かしいスタンダードな感じだけど、細かいブレイクがいちいちツボを心得ていて痺れる。このレーベルの最新作は今年リリースの4番でMark Broomらしい(discogsより)。

とりあえずO.B.I.のCombat Skill新譜やばいから。

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